【六星占術】大殺界の意味と過ごし方紹介！転職や引越し、妊娠・出産は避けるべき？

六星占術とは、中国に4000年以上前から伝わる易学・万象学・算命学をもとに占い師の細木数子さんによって編み出された占いです。天地自然の法則を背景にしているため、科学的・統計的であり、的中率が高い言われております。

細木数子さんは数年前にはよくテレビでお見かけしていましたよね。では、細木数子さんが編み出した六星占術とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

六星占術によると人の運勢は、金星人・火星人・土星人・天王星人・木星人・水星人の六星に分かれていて、相反する2つの星をもつ複雑な運命をたどる霊合星人がいます。大殺界はその星人それぞれの運命周期によって3年間やってくる、エネルギーが大幅に低下する時期のことです。

六星占術によると、誰しも「運命周期」があり、良い運気と悪い運気を12年かけて巡ります。12年のうち「陰影」「停止」「減退」と呼ばれる、3年にわたり悪い運気が流れ込んでくる時期のことを「大殺界」と呼びます。

六星占術では「大殺界」と呼ばれる時期になると運気が下降し、不幸に見舞われやすいそうです。この時期に新しく事を始めるのはタブーであり、もしこのタブーを破れば、不幸に見舞われる可能性が高いので注意が必要と言われています。では、大殺界にはどのような過ごし方をすればいいのでしょうか？

サッカー日本代表のＤＦ長友佑都さんと女優の平愛梨さんが2017年の1月に結婚することが分かりました。今年は平愛梨さんは「大殺界」だったそうで、ベストタイミングを探り、来年結婚することを決めたそうです。

「殺界」とは、「殺す」「世界」と書きます。普段の自分が殺されてしまう時期、つまり、自分の思い通りになかなかことが進まない時期ということです。思うようにいかないことが多く落ち込んでしまったり、精神的ダメージを受けやすいのもこの時期。普段なら乗り切れることも大打撃になってしまいます。自分の考え方が歪みやすく、大きな錯覚にも陥りやすい時期です。心配ごとが続いたり、判断に苦しむような出来事が次々と起こります。

・急に病気になり入院した ・急に部署異動になり、上司からパワハラを受けた ・急に親が病気になり看病することに ・ペットの具合が急に悪くなった・・etc 大殺界の体験談をネットで調べてみると、この様なことが“急に”、”同時に”、または“いくつも重なって”起きたという情報が多く見受けられます。

細木数子さんは、大殺界は「自分らしさ」が失われる時期と言っています。この様な時期に前に進もうとするとかえって災厄を招くので、あえて「自分らしくない」行動をとったほうがいいそうです。

では、自分らしくない行動が意味することとは・・？大殺界の過ごし方としては、本来の自分ならやらないことをやってみたり、あえて自分と相性の悪い人と付き合うようにする等、普段ではやらないことをする方がいいそうです。「毒を以て毒を制する」と言ったところでしょうか？大殺界の時期には自分らしさが失われる時なので、自分を抑えるような過ごし方を心がけることが大切なのですね。

ネット情報を見てみると、やはり大殺界の時期は“新しいことを始めてはいけない”という言葉が多く見受けられます。転職に関しても、大殺界の時期にしてしまうと、「入社したのはいいものの、パワハラにあった」「半年後にリストラを言い渡された」など、自分らしさが失われ人からの評価も低くなり、いつものように自分の力を発揮できない人が多い様です。

とは言っても、大殺界と呼ばれる時期は3年もありますし、大殺界だからといって、転職を控えるというほど最近の経済事情は甘くないと思います。そんな時は、月運の時期を見て転職をするという意識も大切かもしれません。六星占術では年運の他にも月運も12パターンに分かれています。せめても月運の良い時期に転職する方が災難を避けられるかもしれません。

大殺界の時期の過ごし方では、なるべく新しいことを始めないほうがいいと言われています。引越しをすれば、新しい環境で新しい生活が始まるわけですから、大殺界中の引越しはあまりしないほうが良いということになりますね。

転職時期同様、引越しもいくら大殺界の時期を避けたいといっても都合がつかない場合もありますよね。引越しでポイントとなることは、「誰が」引越しをするかということです。例えば夫婦で引越しを考えている場合、あなたの運気が大殺界中でも、お相手の運気が幸運期だった場合、運勢が打ち消し合いになり問題がないという場合もあります。2人の運気を考えながら時期を決めることがひとつのポイントとなりそうですね。

新しいことを始めるべきはないとされる大殺界中の過ごし方。そうなると、人生の大きな決断であり、新しいことを始めるという意味では典型的なライフイベントである結婚は控えたほうが良いという結論になります。

「大殺界には結婚しない派」の方の意見を調べてみると、さまざまなコメントが見つかりました。『大殺界を気にして結婚を引き伸ばした間に、お互いの見えなかった所が見えて絆が深まり結果的に良かった』『大殺界の時に結婚したらトラブルが立て続けに起こり離婚したので今は信じている』『大殺界も結婚を考えるタイミングの一つ。自分が気持ちのよい時に結婚した方が良い』などなど。日本では仏滅の日（六曜）に結婚式を避ける習慣がありますが、それと同じように「大殺界は避けたい」と考えている方も多いようです。結婚のタイミングを延ばしたカップルのなかには「結婚前に一緒に過ごす時間が増えてよかった」というメリットを感じた方もいるようです。

大殺界中でも、今のタイミングで結婚したい！と考えるカップルはいますよね。結婚とは2人でするもので、多くの場合は2人の運命周期は異なっているはずです。そうすると運命星も異なり、男女それぞれの大殺界は別の時期にやって来ます。この場合、新郎にあたる男性の大殺界がより強い影響を及ぼすため、男性の周期に注目してみてください。つまり、仮に女性が大殺界に入殺しているからといっても、男性がそれ以外の周期にいるのであれば問題ないということになります。

では大殺界中の過ごし方において、妊娠や出産についてはどうなのでしょうか？妊娠・出産は人生の中でも一大イベントであり、新しい家族が増えるということで、産まれてくる赤ちゃんがとても待ち遠しいですよね。しかし、大殺界は不幸が続くと言われている期間です。この期間に妊娠をしてしまうと、子供が不幸になってしまうのではないか心配してしまう方も多いのではないでしょうか。

細木数子さんは著書の中で、大殺界中の過ごし方において、出産は良いこととしています。不幸というのはマイナスのエネルギーによって引き起こされるものです。しかし、妊娠・出産というのはそれをも跳ね返すプラスのエネルギーになると考えられており、大殺界中の過ごし方においての妊娠・出産は良い方向へ進むとしているのです。従って大殺界中の妊娠は問題ないという結論になりますね。

今回は大殺界の意味と過ごし方についてまとめてみました。六星占術によると、大殺界は誰にでも巡ってくる時期を言えます。必ずしも上記でお伝えした過ごし方で幸せになるというわけではありませんが、大殺界中の過ごし方を少しでも心に留めておけば、普通に過ごすよりも可能性は高まるかもしれません。しかし、こうした占いは的中する人もいれば、全く当てはまらないという人もいます。占いは参考程度にして、自分自身でより良い生き方を探しましょう！そうしているうちに本当に幸せが呼び込まれるかもしれませんよ？