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犬の痙攣は死の危険?対処の方法と原因は?よだれや嘔吐に要注意!
犬が突然痙攣を起こし倒れてしまった場合、きっと飼い主さんは慌ててしまいます。しかし、しっかりと対処しないと死の危険もあります。大切な愛犬を守るため落ち着いて対処しましょう。病気以外にも身近なところにも原因がありますので、しっかり把握して危険を回避しましょう。

目次
全身の痙攣が起きた場合
痙攣とは体を小刻みに震わせることです。痙攣には全身の痙攣と、体の一部の痙攣があります。全身の痙攣が起きる直前に、犬は落ち着きがなくなりそわそわし始めます。
その後突然倒れてしまい、意識を失って体が硬直します。手足を広げばたつかせたり、よだれをたらしたり、口を大きく動かしたり、失禁などの症状が見られます。その後意識を取り戻しても、しばらくは朦朧とした状態になります。その状態はすぐ回復する場合としばらく続く場合があります。
体の一部が震える痙攣
犬の体の一部分が痙攣する症状は、顔や体の一部の筋肉が痙攣しています。意識を失って倒れたりはしませんが、犬の脳になんらかの問題がある場合は、幻覚を見ているような常態だったり、口を動かしたりなどの症状が見られます。
犬の体が小刻みに震える症状は、痙攣以外にも見られます。恐怖や寒さから来るもので、体を硬直させ小刻みに震えますが、病的なものではありません。また、病的な痙攣と比較すると、状態は全く違います。
てんかんは犬の痙攣の原因で一番多い
犬の痙攣の原因として一番多いのはてんかんと言われています。てんかんはの原因は神経細胞の異常で引き起こります。病気や感染症などでの脳のダメージから来るものと、原因が特定できないものがあります。
犬がてんかんの症状が出る前には、よだれを垂らしたり、攻撃的になったりするなどの異常行動が見られることがあります。痙攣で死につながることは少ないといわれていますが、慌てずに適切な対処が必要です。落ち着いたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
てんかんによる痙攣発作の対処
犬のてんかんによる発作が起きた場合には、無理に痙攣を止めようとしないことです。また、揺さぶったり名前を呼んだりなど刺激をしないようにしましょう。発作で嘔吐をしている場合もあります。その場合は、嘔吐物が気道をふさいでしまうと、死の危険がありますので顔を横にして気道を確保します。
しっかり状態を確認しましょう。また、家具などにぶつかってしまわないような対処の必要です。家具をよけたりと安全な状況を作ります。落ち着いたら、よだれや嘔吐物などふき取って上げましょう。
チョコレートの犬の誤飲は死の危険もあります
犬がチョコレートを食べてしまい痙攣を起こすこともあります。その中でもチョコレートには注意が必要です。致死量のチョコレートを摂取してしまうと、死の危険もあります。特に室内飼いの小型犬の場合は、少量でも死んでしまう可能性もあります。
症状は嘔吐や下痢、痙攣や発熱などさまざまです。対処方法はチョコレートを犬が誤って口にしないようにするしかありません。もし、チョコレートを食べてしまった場合は、早急に対処が必要です。すぐに動物病院へ連れて行って対処してもらいましょう。
死の危険もある犬の殺虫剤中毒
犬が殺虫剤を誤って口にしてしまった場合も、痙攣の症状が出ることもあります。重症化すると死の危険があります。ぐったりして下痢や嘔吐、よだれ、筋肉の痙攣が見られます。
殺虫剤中毒は危険な状態になる可能性もあります。すぐに動物病院へ行き、解毒の対処が必要です。また、犬の届かないところにしまうなど、家庭内で事前に対処しておくことが大切です。中毒は犬の死因で多いものです。すぐに対処しないと危険です。
愛犬を守るため慌てずに対処しましょう
犬が痙攣を起して倒れると慌ててしまうと思いますが、しっかり対処して愛犬を死の危険から守ってください。特に全身痙攣が起きている場合は、嘔吐物やよだれで気道をふさいでしまうことが一番死に直結する原因です。症状が起こる原因はさまざまですが、死の危険もありますので、対処方法をしっかり抑えておきましょう。
また、すぐに収まり元気になったからといって、そのままにせずすぐに動物病院で見てもらいましょう。他にも脳に異常があったりなど、見た目からはわからない病気が潜んでいる可能性があります。
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