家庭内別居の定義・方法まとめ!生活費や子供への影響、離婚しない事情を紹介

永遠の愛を誓いながら時間の経過とともに不協和音がでてしまうのが夫婦関係。受け入れがたい対立が離婚に発展する前に、家庭内別居を選択する夫婦が増えています。そこで今回は家庭内別居の定義と方法をご紹介。メリットやデメリットについても解説します。

 家庭内別居の定義・方法まとめ!生活費や子供への影響、離婚しない事情を紹介

目次

  1. 家庭内別居の定義とは?
  2. 家庭内別居のやり方
  3. 離婚よりはマシ!?家庭内別居のメリット
  4. 家庭内別居のデメリット
  5. 家庭内別居による子供への影響
  6. 家庭内別居を「快適」にするためのルール5つ
  7. 家庭内別居から関係を修復する方法3つ
  8. 家庭内別居から離婚に至るケースも
  9. 家庭内別居から完全な離婚を勝ち取るためには…
  10. 修復したいなら戦略的な家庭内別居を

家庭内別居の定義とは?

「健やかなるときも、病めるときも…誓いますか?」「誓います!」といいつつも、時間の経過とともに不協和音がでてしまうのが夫婦関係です。受け入れがたい対立が離婚に発展する…前に「家庭内別居」を選択する夫婦が増えています。

離婚未満円満以上(以下?)の「家庭内別居」ですが、実はこの用語、法律上の文言ではなく、法的に定義されているわけではありません。あえて定義するなら「夫婦で同居はしているものの、実質的な会話はなく、意思疎通もしておらず、実生活上まったく協力し合っていない状態」と言えるでしょう。

離婚が認められる事由の一つに「婚姻関係の破綻」がありますが、家庭内別居でも全く意思疎通も相互扶助もなければ、結婚生活は回復せず、婚姻関係の破綻と認められる場合があります。

夫婦関係はないけど、同じ寝室に寝ていたり、表面的な会話をしたり、会話はしなくても食事をともにしている場合は家庭内別居に該当しないと言われます。同じ住居で暮らしているにもかかわらず、食事も洗濯も別々、ほとんど口をきかず、寝室も別にして鍵をかけている、などの場合に該当します。

家庭内別居のやり方

「夫が浮気をしている」「妻の態度が受け入れがたい」…様々な理由で行われる家庭内別居です。自分が家庭内別居をやりたい場合、どのような手順で家庭内別居を進めるべきなのでしょうか。そして生活費はどのようにすれば良いのでしょうか。

自分のスペースを確保しよう

家庭内別居は夫婦がお互いに頭を冷やすのが目的です。夫婦関係を修復するまでの冷却期間を置くのが目的ですから、冷却できるまでの間は完全に別々のスペースで過ごすことが大切です。

お互いが冷静になれるまで顔を合わせなくても済むように、まずはお互いのパーソナルスペースを確保するようにしましょう。

マナーは守ろう

家庭内別居を決断するほど対立してしまった夫婦ですから、お互いに激しい言葉をぶつけ合ったり、最悪の場合、モノを投げたり、暴力をふるったりしてしまいがちです。「顔もみたくない」とばかりに、顔を合わせても無視してしまいがちですが、同じ屋根の下で暮らしている以上、最低限のマナーをお互いに守るようにしましょう。

また、家庭内別居する際に生活費について取り決めることがあります。生活費でも食費など分割しやすいものは問題ありませんが、光熱費や住宅ローンなど分割しにくい生活費もあります。生活費についてはお互いに不満がないように、詳細に取り決め、その取り決めを守ることが大事です。

冷えた関係にあるわけですから仲良くしろとまではいいません。しかし、最終的に修復したいなら、それを遠ざけるような行為は控えるべきです。最終的に離婚したいにしても、生活費を等分に負担しないなどマナーに欠けた家庭内別居は、後の協議で不利になるだけです。

離婚よりはマシ!?家庭内別居のメリット

「嫌いなら別居すればいいじゃん!どうして家庭内別居なんて中途半端なことするの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。実は家庭内別居にはいくつかのメリットがあるのです。

少ない負担で距離がとれる!

第一のメリットは少ない負担で距離がとれるということです。完全に別居するとなると、新しい生活の拠点をゼロから準備しなければいけません。賃貸契約をし、生活必需品を準備し、ライフラインを契約する…。すごい負担です。

家庭内別居ならそうした負担は皆無です。引っ越しをする必要さえありません。生活費を折半することも可能です。せいぜい自分の生活スペースを快適にするための道具を準備する程度のことです。負担の軽さ、これが第一の家庭内別居のメリットです。

恥ずかしくない!

第二のメリットは恥ずかしくないということです。ご近所さん、両親、友人、同僚、会社の上司…結婚生活は多くの人の支えで成り立っています。別居したとなると、サポーターたちに報告する必要がでてきます。家庭内別居なら報告する必要もなく、世間体も悪くありません。

寂しくない!

第三のメリットは寂しくないということです。これはもちろんパートナーと離れる寂しさではなく、子どもと離れる寂しさであったり、パートナーと引き離す、あるいは自分から離れることによって子どもに与える寂しさです。家庭内別居なら子どもと離れる必要はありません。

家庭内別居のデメリット

家庭内別居は基本的に夫婦関係を修復するために行われるものです。しかし、家庭内別居の全てが修復に有効だとは限りません。マイナスの側面もあります。

嫌悪感が増幅することも

一度出来てしまった夫婦間の溝は容易には埋まりません。生理的な嫌悪感にまで発展していたら、少々冷却期間をおいたからといって夫婦関係が修復するのは困難です。一つ屋根の下に暮らすことで、相手の嫌な部分が見えてしまうこともあります。冷却期間のつもりが、嫌悪感を増幅させることもありうるのが家庭内別居です。

パーソナルスペースは完全に守れない

寝室を分けるとはいっても、同じ屋根の下に暮らしている以上、完全にパーソナルスペースを守れるわけではありません。同じお風呂、トイレ、家を使うわけですから顔を合わせます。病気やケガになった時、相手を放置しておくのも心苦しいものです。同じ家に住む以上、完全に隔離された空間はないと心得た方が良いでしょう。

家庭内別居による子供への影響

結婚していても子供がいなければ家庭内別居の弊害は少ないといえます。しかし、子供がいる場合は話が別です。家庭内別居で最も心配なのが子供に与える悪影響や負担です。

もちろん与える影響は子供の年齢・性別・個人差によって大きく異なります。子供が小さいからといって「どうせわからないでしょ」と見くびってはいけません。夫婦間の不穏な空気は子供に必ず影響し、ストレスをもたらします。

子供は考えるはずです、なぜ同じ家にいるのに、ご飯を別々に食べ、会話をせず、別々の部屋にいるのか…。少し大きくなると、自分のせいで両親が喧嘩しているのではないか…などと勘ぐるようになります。

家庭内別居は子供の生育に不要なストレスです。子供の生育にマイナスの影響があっても、プラスの影響はありません。むしろ家庭内別居よりも完全な別居のほうが、理屈が理解できるので良い場合もあります。

子供に悪影響や心理的負担があることを十分に理解した上で、家庭内別居を実施しましょう。

家庭内別居を「快適」にするためのルール5つ

デメリットや子供への負担を考慮に入れてもなお、家庭内別居が必要になる人もいるでしょう。どうせ家庭内別居をするなら「快適」に過ごしたいものです。快適に行うために必要になるのがルールです。

寝室は別に

寝室はしばしば夫婦に対立をもたらす空間です。結婚生活が半ば破綻しかけているいま、寝室は完全に分けましょう。確実に1人になれる空間がお互いを冷静にさせる時間を与え、生活全般を穏やかに過ごさせてくれます。

冷蔵庫

家庭内別居の目的は距離を置くこと。できるだけ接点が少ないに越したことはありません。夫婦が共同で使用しがちなのがキッチンです。どうしても相手と顔を合わせたくないなら、冷蔵庫をどちらが使うか決めておきましょう。

自分が買ったものを相手に食べられるのも面白くありませんからね。どうしても折り合いがつかなければ、「自分は冷蔵庫を使わない」と決めてしまうのも一つの策です。

共有スペースのルール

一つ屋根の下で暮らしている以上、共有スペースはお互いが使いたいものです。お風呂、リビング、ダイニング…たいていの家にはどれも一つしか無いものです。別々に使うなら、どちらがどの時間帯に使うかをきっちりとルール化することが、余計なストレスを無くす方法でしょう。

家庭内別居から関係を修復する方法3つ

家庭内別居は夫婦関係修復のための冷却期間であるというお話をしました。冷却期間から実際の修復過程にステップアップするためにはどのような手順を踏むべきなのでしょうか。

礼節を尽くし、関係を悪化させない

夫婦関係を修復し、元の結婚生活に戻りたければ、夫婦関係を悪化させるような行為は慎むべきです。家庭内別居をしながらも、相手に対するリスペクトを忘れないことが大切です。リスペクトの精神が、円滑な家庭内別居をもたらし、夫婦関係の修復の下準備にもつながります。

一緒の時間を増やす

冷却が上手くいけば、喧嘩をした当初の怒りが収まり、相手に対する嫌悪感が消えてきます。心にゆとりができてきたら、自ら歩みより、一緒の時間をつくるよう働きかけましょう。例えば、忙しい朝の時間帯に朝食をともにするところからはじめてはどうでしょうか。

素直な気持ちを伝える

一緒に時間を過ごせるようになったら、修復のための最終ステップです。自らの素直な気持ちを伝えましょう。自分はどこに腹を立てたのか、自分のどこが悪かったのか、価値観の相違ではないため修復が可能であること…などです。子供がいるなら、子供の心をどうケアするつもりなのかも伝えましょう。

家庭内別居から離婚に至るケースも

もちろん全ての家庭内別居が結婚生活や夫婦関係の修復に向かうわけではありません。完全な別居や離婚に発展する場合もあります。法的に定義されていない家庭内別居ですが、夫婦関係の破綻を傍証する一つの証拠になります。

家庭内別居が冷却期間になるかどうかは、夫婦関係に溝をつくることになった原因次第です。ささいな行き違いなら修復に至るでしょうが、不貞が原因ならそんなに簡単には修復できないでしょう。

相手に対するリスペクトがない家庭内別居は溝を深めるばかりです。最終的には「同じ空気を吸いたくない」という状態にまで悪化し、完全な別居や協議離婚、調停離婚へと進展してしまいます。

子供が精神的に自立している年齢であれば、子供の結婚や一人立ち、あるいは一方の退職を契機に離婚へと進展することもあります。家庭内別居期間中に将来に対する展望を描けなくなると、離婚へと進展することが多いようですね。

家庭内別居から完全な離婚を勝ち取るためには…

夫婦関係の修復が困難であり、元の結婚生活に戻ることはできない、と感じたら、離婚について話し合うことになります。夫婦が離婚に合意していれば問題ないのですが、一方が離婚に反対したい場合、話がこじれます。

世間体や金銭面の観点から一方が離婚に反対することはよくあることです。一方が離婚に反対していると、なかなか離婚は成立しません。夫婦関係をリセットし、新しい生活をきりたくても、できないのです。そこで問題になるのが、法的に定義されていない家庭内別居の取り扱いです。

法的に定義されていない家庭内別居を離婚協議で活かしたければ、きちんと「別居の事実」を証拠として残しておくことが大切です。別居は夫婦関係の破綻の一つの証拠となりますが、家庭内別居の場合、破綻の程度が弱く評価されがちです。

家庭内別居であっても、夫婦が全く交わっていないこと、会話など一切交渉がないこと、性交渉もまったくないこと、食事などもともにしないこと、生活は全く別で協力関係がないこと、贈り物などのやりとりがないことなどを日記などの形で残しておきましょう。

「わかりやすく別居しては?」と思われるかもしれませんが、形式上夫婦である限り、夫婦には同居義務があります。裁判離婚などに発展した場合、不利になる可能性がありますので、別居は慎重に判断しましょう。

離婚したくなったら自己判断せず、どのように振る舞うべきかについて法律家に相談することをオススメします。

修復したいなら戦略的な家庭内別居を

家庭内別居の定義、家庭内別居のメリット、デメリット、子供に与える影響などについて検討してきました。一般的には夫婦関係を修復し、元の結婚生活を取り戻すために行われるのが家庭内別居です。目的を果たしたいなら、相手へのリスペクトを忘れず、修復に向けたステップを意識しながら家庭内別居を実行しましょう。

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