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折り紙でお正月飾りの簡単な折り方!立体で門松・鏡餅・羽子板を作る
新年を華やかに飾るお正月の飾り、実は折り紙で簡単に作れることをご存知でしょうか。本格的なものも豪華でいいですが、しまっておく場所も取るので邪魔になってしまいますよね。そこで場所も取らず簡単に作れる折り紙のお正月飾りを紹介します。

目次
折り紙で作れる!?おしゃれで可愛いお正月飾り
新しい年を迎えるにあたって、年末の忙しい時期に飾りを出したり買いに行ったりとお正月の準備ってなかなか大変ですよね。
なかには、実家に帰るからとお正月飾りを必要としない人もいますが、やっぱり自分の家で華やかな新年を迎えたくありませんか?そんなときに役に立つのが、折り紙で作るお正月飾りです。簡単に飾れるのでしまっておく場所を取ったり、処分にも困らないので是非作ってみてください。
お正月飾りってなぜ必要なの?
そもそもお正月に飾りを出して華やかに飾り付けるのはなぜかご存知ですか?飾る期間も短いですし、毎年買いに行ったりするのも大変ですよね。
実は、それは歳神様(としがみさま)を招き入れるためなんです。代表的な飾りである門松は歳神様の入り口の門を、しめ縄を飾るのは幸せを求めていることを歳神様に知らせる役割を、鏡餅は歳神様が宿ることの出来る場所だと言われています。それに加えて、新年から福を取り込もうとたくさんの飾りが飾られるようになったと言われています。そこで、新年にふさわしいお正月飾りを紹介していきますね。

大定番!忘れちゃいけない門松
先ほども記述しましたが、門松は歳神様を迎えるのになくてはならない大事なものです。でも正直なところ、門松ってお値段も安くはないですし本格的に作るにしても竹の調達に困りますよね。そこで役に立つのが折り紙で作る門松なんです。
壁飾りにぴったり!折り紙の門松
こちらは壁に飾ったり写真立てに貼り付けたりするのにぴったりな平面の門松です。立体じゃないので場所も取らず、子供でも簡単に折れるのでおすすめですよ。
折り紙でも立体の門松が作れちゃう
そしてこちらはなんと立体の門松です。折り紙でも立体の飾りが出来るんですよ。そして作り方もとても簡単!折り紙を折るのではなく、くるくると丸めただけでこんなにおしゃれに仕上がるんです。仕上げに扇や鶴、迎春の文字を飾れば豪華になりますね。
立体門松の作り方
こちらが門松の作り方です。動画では市販のペーパーキットを使用していますが、すべて折り紙で代用することが出来ます。竹の部分は折り紙を2、3枚重ねれば強度が増すのでおすすめです。遠目に見ればまるで本物のようですよね。
鏡餅だって折り紙で作れちゃう!
門松と同じくお正月に重要な鏡餅だって折り紙で作れちゃいます。残念ながら食べることは出来ませんが、カビが生えたりする心配もないので衛生面が気になる方にはおすすめです。
ミニサイズが可愛い鏡餅の折り紙です。台座や紅白の敷物も付いている本格的な鏡餅が折れるなんて素敵ですよね。こちらも平面の門松と同様、壁に飾ったりしておしゃれに使えますね。
こちらはなんと立体の鏡餅です。まず折り紙を立体になるように折って台座を作り敷物を貼り付けます。そして肝心の鏡餅の部分は折り紙の基本、風船や箱が作れればすぐに出来ますよ。大きさの違うもの、色の違うものを作って重ねるだけでほら簡単!すぐに立派な鏡餅が出来上がっちゃうんです。

折り紙鏡餅の折り方
こちらは最初に記述した鏡餅の折り方です。白い部分は裏面を使うので、オレンジ、赤、台座の色の3枚の折り紙で作れます。わかりやすい動画なので是非真似して作ってみてください。
女の子がいなくても!羽子板を飾れば華やかに
羽子板はもともと羽根を付く遊び道具として使われていましたが、江戸時代ごろからは女の子の赤ちゃんが初正月を迎える際の厄除けとして、両親や友人から送られたものが今でも残っているんです。飾りのない羽根突き用の羽子板と、たくさんの飾りが付いた鑑賞用の羽子板があるのはそのためなんですよ。
娘のリクエストでお正月の折り紙、羽子板と羽根。一生懸命折ってる親の横で早々に飽きて遊びだす娘…(-_-;) pic.twitter.com/lVjKwPFYjf
— miyu (@miyu_com) 2013年12月30日
こちらが折り紙で作る羽子板です。折り紙なのでもちろん遊ぶことは出来ませんが、シンプルで簡単に作れるのでお正月の壁飾りとしてぴったりですね。
ひと工夫で華やかなお正月に
羽子板はもともと平面なものなので立体に・・・とはなかなかいきませんが、こんな風に切り絵で柄を付けて膨らみを持たせればおしゃれで可愛く仕上がりますね。切り絵が面倒な方は、上記の折り紙の門松や鏡餅を張り付けてもおしゃれになるのでおすすめです。
簡単!折り紙羽子板の作り方
こちらが羽子板の作り方です。長方形の紙で作るので折り紙を切ってから折る必要があります。作りたい羽子板の2倍の幅で長方形が出来る大きさの折り紙を使ってくださいね。動画のように千代紙や和紙を使うとお正月感が増すので可愛く仕上がりますね。
しめ縄飾りも折り紙で作っちゃおう!
縄がなくたってしめ縄飾りだって作れちゃいます。紅白の折り紙を折り込むだけで立派なしめ縄に見えますよね。松竹梅や鶴などの飾りを付けるだけでこんなに豪華な飾りが出来上がるので、縄がなくても十分ですね。
おせちもお年玉も無いけど正月気分を味わいたいので、百均の画用紙と折り紙で真顔でしめ縄作った pic.twitter.com/NYOKgN7cMU
— いとう しおり (@21_popsicle) 2016年12月31日
こちらも縄を使わないしめ縄飾りです。画用紙を丸めて輪を作っているので立体的な飾りになっていますね。笹や扇、梅の花を付けるだけで、ただの紙の輪が立派なしめ縄に早変わり!細かい飾りを作るのは少し手間ですが、紙だけで作れるのが良いですね。
華やかな扇はお正月に欠かせない!
末広がりの扇は家の繁栄を意味する縁起物であるので、お正月によく使われている飾りです。紙一枚で簡単に出来るので、是非他の飾りと合わせて作ることをおすすめします。
扇は紙を蛇腹に折って片方の端を留めるだけで簡単に出来上がります。こちらは金と赤でお正月らしく豪華な扇ですね。留めた部分にリボンや水引を付けたり、梅の花を付けるだけで豪華さが増してとってもおしゃれです。扇自体が簡単なので、飾りが少し手間でもすぐに出来上がりますよ。
こちらは千代紙や和紙で作った扇です。和柄で可愛い折り紙を使うだけで、お正月らしくおしゃれになりますね。何個も作ってこの写真のように無造作に並べて壁に貼り付けるのもいいですね。
日本のお正月はやっぱり和服!
お正月と言えばやっぱり和服!日本人なら着物や振袖で新しい年を迎えるのもいいですよね。でもやっぱり着るのは面倒だし大変・・。そんなときは和服の飾りでお正月を彩ってみてはいかがでしょう?
ついでに折り紙で矢柄の袴も作った( ˙-˙ )
— あお(no) (@SH1116iN) 2016年1月11日
帯から切り目の白いの見えてんのはご愛嬌ってことで…()#折り紙 pic.twitter.com/DIlQ80o0hY
折り紙で作る袴はおしゃれでおすすめです。こちらは伝統的な矢柄が可愛いですね。二つ並べて写真立てに入れたりすれば、毎年使えるのでいいですよね。
こちらは連獅子の折り紙です。お正月の行事というわけではないですが、おしゃれな袴がカッコよくてお正月飾りにぴったりですよね。袴が立体的に作れるのでそのまま独立して立ってくれるのもいいですね。土台や金屏風を付けるのもおしゃれでおすすめです。
飾っておきたい!おしゃれな折り紙着物
こちらが着物の作り方です。折る回数が多いので少し手間ですが、一枚の折り紙で出来ますしゆっくり折ってくれているのでわかりやすいですよ。動画では真っ赤な折り紙ですが、千代紙などの柄のある折り紙で折ればより着物っぽくなるのでおすすめです。
定番の鶴もお正月に飾れる
鶴と言えば簡単に折れる折り紙として有名ですよね。幸せや平和の象徴として使われることが多く、お正月には千羽鶴や連鶴も飾られることが多いのですが、今回はちょっと変わったおしゃれな鶴を紹介します。
お正月には祝い鶴を
こちらは鶴ではなく鳳凰という空想の鳥を模した折り紙です。鳳凰は瑞兆を表すので縁起のいい鳥としてお正月にもぴったりですよ。細長い尾をしていますが、折り紙を切ることなく正方形のまま作れます。尾以外は鶴の折り方と一緒なので簡単に出来ますよ。
こちらは祝い鶴と呼ばれる折り紙鶴です。豪華な羽根が特徴で縁起のいい鶴なんですよ。もちろん一枚の紙で折ることが出来ますしとても簡単ですよ。写真のように両面に色の付いている折り紙で折れば豪華さが増しておしゃれになりますね。
こちらが祝い鶴の折り方です。ゆっくり折ってくれているのでわかりやすいですよ。単色の折り紙で折る場合は裏表を逆にして折ることで羽根の部分に色の付いた鶴が出来上がります。両面折り紙の場合は派手な色の部分を羽根にすることでおしゃれに仕上がりますよ。
梅の花で縁起がいいお正月に!
縁起物として知られる松竹梅。お正月にもよく使われていますし、しめ縄などに付ける飾りとして欠かせないものですよね。そこで、今回は松竹梅の梅の花の作り方を紹介します。
こちらは簡単に出来る梅の花です。ちなみにピンクが桜で赤が梅です。5つの折り紙を使って作るものなので少し手間がかかりますが、プクっとした立体が可愛い折り紙作品ですよ。1つ1つの花びらも意外と簡単に折れるので是非作ってみてください。
そしてこちらはもっと立体的な梅の花です。こちらも1つの花を作るのに6つ折り紙が必要になってしまいますが、立体的で豪華なお花が出来るのでおすすめです。写真はくす玉を半分にして使っているようで、丸い形が可愛いですね。
立体的な梅の花の作り方
動画ではカラフルな折り紙を使っていますが、梅の花なら赤と黄色、金色を使うのがおすすめです。1つ1つ作るのが少し手間ですが、おしゃれで可愛いお花が出来上がりますね。
今年は何?干支の置物も折り紙で!
お正月には干支の置物も飾ることが多いですよね。でも、陶器で作られていたりするものが多くお値段も安くはないので、貰ったら飾るという方が多いのではないでしょうか?そこで折り紙で簡単に折れる干支の飾りを紹介します。
こちらは酉年の飾りです。3羽のニワトリがカッコいいですね。真ん中だけ色を変えているのもおしゃれです。お正月が終われば迎春の文字を取り外し、ほこりが被らないようにプラスチックケースなどに入れておけば一年中飾っておけますね。プラスチックケースは100均でも売っているのでおすすめですよ。
突然ですけど…
— とんぼ玉工房*あおむし (@aomushi2001) 2016年3月14日
私の母親の趣味は折り紙です。
今年の干支のお猿さん…♬
我が家のリビングに飾られています。 pic.twitter.com/lvLVspPb7c
こちらは赤い顔が可愛い申年の飾りです。左右対称に寄り添うように並べられているのが可愛いですね。比較的簡単に作れる形なので、是非作ってみてください。時間のある時に十二支全部折って保管しておくのもいいですよね。
お正月には凧あげて、独楽を回して遊びましょ!
お正月遊びも飾りにすると華やかになります。しめ縄や羽子板の折り紙に貼り付けておしゃれに使ってみてください。
こちらは基本の平面独楽(こま)です。かなり簡単に作れるので、回すことは出来ませんが飾っておくのにぴったりですよ。
こちらは本当に遊ぶことが出来る独楽です。立体で使えるように丈夫なものでないといけないので1つ作るのに折り紙を3枚使いますが、カラフルで可愛い独楽になっているのでお正月に華やかさを出すのにはいいですね。紅白や金色などの折り紙を合わせればよりお正月らしくなるのでおすすめです。
そしてこちらがやっこ凧です。子供のころに作ったことがある人もいるのではないでしょうか?この形に細長く切った折り紙を付けて足にすれば、より凧らしくなるのでおすすめです。格子柄などの千代紙で作ればお正月飾りにぴったりですよね。
こちらは回せる独楽の作り方です。動画では両面折り紙ではなく片面折り紙を重ね合わせて1枚の折り紙として使っているので合計で4枚必要になっていますが、これはこれで強度も上がりますしカラフルで可愛いですね。
お部屋に吊るせるお正月飾り
お正月飾りをいろいろと紹介していますが、門松や鏡餅などたくさんの飾りがあるので置き場所に困る方もいるのではないでしょうか?そこでおすすめなのが吊るす飾りです。天井から吊るさなくても壁に付けてもいいのでおすすめですよ。
お正月定番のくす玉
こちらは先ほど紹介した梅の花のくす玉です。花弁1つで1枚の折り紙を使うのでたくさん作るのは手間ですが、こんなに可愛いくす玉が出来るので是非作ってみてください。単色の折り紙でもおしゃれですが、千代紙などの和紙を使うとよりお正月飾りっぽくなるのでおすすめです。
かんざし風の折り紙飾り
こちらも梅の花を使った飾りです。梅の花に糸を付けて鶴を通しているので、揺れるのが可愛い飾りになります。写真はかんざしとして作られていますが、お部屋に吊るしておくだけでおしゃれですよね。赤や金の折り紙を使って豪華にするのもおすすめです。
番外編!こんな飾りもおしゃれ!
お正月飾りとしてこんなポップアップカードもいかがでしょうか?こちらはお正月に飲むお屠蘇をモチーフにしたカードで、お銚子や盃は平面ですがポップアップされているので立体的に見えてとてもおしゃれです。カードとして使うのはもちろんですが、お正月飾りとして置いておくのもおすすめですよ。
そしてこちらは箸置きです。お箸は毎日使いますが、お正月は祝箸を使うのでこんなおしゃれな箸置きがあるといいですよね。単色の折り紙でもいいですが写真のような千代紙を使うとお正月らしくておしゃれですよね。
お正月は折り紙を駆使して華やかに!
いかがでしたでしょうか?様々なお正月飾りを紹介してきましたが、チャレンジできそうなものはありましたでしょうか。
鶴やくす玉、扇などは比較的簡単に折れる定番のものでお正月が終わっても残しておくことが出来ますし、逆に毎年新しいものに作り替えるのも楽しいかもしれませんね。門松やしめ縄などは本格的なものを買うよりも経済的ですし、ラフに飾れるので一度作ってみてください。買い忘れた方や本格的なもののサブとしてミニサイズのものを作って飾っておくのも可愛いですね。
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