舌を噛む原因や対処法は?噛まないための予防方法についてまとめ

「痛いっ!」ふとした瞬間に舌を噛むことってありますよね?どうして舌を噛むのか?舌をよく噛む人には原因があるのか?対処法や予防法はあるのか?舌についての疑問をまとめて調査!お口のトラブルはできるだけクリアにしたい!気になるオーラルケア対策をまとめました。

舌を噛む原因や対処法は?噛まないための予防方法についてまとめ

目次

  1. どうして「舌を噛む」の?
  2. 舌をよく噛む人必見!その①原因
  3. 舌をよく噛む人必見!その②予防対策
  4. 舌をよく噛む人必見!その③対処法
  5. 舌を噛んで出血した場合の対処法
  6. お口のトラブル~口内炎~
  7. お口のトラブル~口臭~
  8. お口のトラブル~歯周病~
  9. 舌を噛まないようにする方法はないの?
  10. 舌を噛まなくなるためのまとめ

どうして「舌を噛む」の?

「食事中に舌を噛んでしまった」、「おしゃべりの途中で舌を噛んだ」など、日常の生活の中で舌をよく噛むと言う人、なんで舌を噛んでしまうのか、不思議ですよね?そもそも舌とは、口の中にある筋肉からできている器官なんです。自分の意思で動かすことができるのに、なぜ噛んでしまうのか?知りたいですよね?

無意識に噛んでいる人もいる?!

食事を急いでしていたり、噛むスピードがあがることによって、歯で舌の端っこを噛んでしまうことがあります。誰でも一度は経験があると思います。実は食事中、舌はかなり動きが活発なんです。

舌の動きによって、食べ物を口の中のあちこちに移動させて、噛み、咀嚼して食べています。意識していませんでしたよね?その為、急いで食べたりすると、舌の動く速度もあがり、自分の意識とは関係なく、歯が舌を噛んでしまうという訳です。

病気が原因の場合もある?!

歯の噛み合わせが悪かったり、虫歯があることで舌を噛んでしまう場合もあります。舌は脳の働きで動きますので、ひいては脳になんらかの原因がある場合がないとはいえません。予防法をいくら試しても一向に改善されないという方は病気が原因という場合もありますので、心配な方を受診をしてみましょう。

また、「唾石症(だせきしょう)」により舌を噛みやすくなる場合もあります。唾液腺に結石が溜まって、唾液が出にくい状態になる病気なので、その為、舌が乾燥して動きが鈍くなり、歯で噛んでしまうと言う訳ですね。

舌をよく噛む人必見!その①原因

舌をよく噛む人は疲れが溜まっている?

疲れが溜まっている、または体調不良により、いつもはすんなり出来ている舌の動きがうまくいかなくて、舌を噛んでしまう場合があります。ストレスでイライラしていて頬を噛んだりする方、いませんか?その時、一緒に舌を噛んでしまうかもしれませんよ。

また、頬を吸う癖がある方は、無意識に舌を噛んでしまいます。噛んだ傷口が深くなったり、あちこちに出来る前に、治せる癖は治す努力をしてみましょう。

舌をよく噛む人は胃腸が弱い?

ビタミンB12が不足していると、神経に軽度の障害が出る事があるそうです。筋肉で出来ている舌。その為、思うように舌が動かせなくなると言う訳です。ビタミンB12の吸収に大きく関与している「胃」が弱っている可能性があります。

舌をよく噛む人は肥満気味?

体重増加によりお口の中にも肉が付いてきて、今まではなかった口の中の肉の妨げにより、舌の動きが低下、結果、舌を噛む事態に発展することもあります。体重の急激な増加には十分注意をしましょう。

舌をよく噛む人は口内環境に問題がある?

そもそも歯の噛み合わせに問題があったり、顎関節がずれていたりと、口内環境に問題がある場合、舌を噛む確率も上がってきます。現代人の口内は、昔に比べて、顎が細くなってきています。ですが、歯の本数、大きさも昔を同じ。

狭いスペースに同じだけの歯がきれいに整列できません。・・・ということは、自然と歯並びが悪くなるということですよね。その為に、舌を噛む確率も上がってきているのです。

舌をよく噛む人必見!その②予防対策

食生活の改善

ビタミン・ミネラルが不足していることが原因の場合がありますので、食生活の改善は必須です。舌を強化するためにも、ビタミン類を多く摂取することで舌の働きをよくして改善を図りましょう。また、手軽にサプリメントで摂取するのもいい方法です。食品とサプリメントを上手に使って、健康的な食生活を心掛けましょう。

歯科・口腔外科を受診してみる

自分でも気が付かないうちに、顎関節症になっていて舌を噛んでいた?!ということがあるかもしれません。舌を噛むこと以外に、不快な症状がある場合は合わせて、歯科や口腔外科を受診することをおすすめします。

舌をよく噛む人必見!その③対処法

舌を噛んでしまっても出血を伴わない場合は、口内環境を清潔に保っていれば、数時間で痛みもおさまってきます。痛みがひどい場合は、薬を塗り様子を見てみましょう。舌を噛んでしまうのは、単に”運が悪かった””失敗した”と思わないことです。まとめていうと、口の中だけのことではなく体全体、今後の体調管理に気を配ることが必要です。

舌を噛んで出血した場合の対処法

舌を噛んで出血!対処法①患部の圧迫

舌を噛んで出血!ちょっとギョッとしてしまいますよね?テレビやマンガなどで「舌を噛んで死んでやる?!」みたいなセリフがあったります。舌を噛んで出血したら死んでしまうのか?と不安になってしまいますが、舌を噛んで出血したらまずは止血することが第一です。

舌で圧迫できない箇所なら、清潔なガーゼを使って、手で圧迫するのもありです。この時、注意しなければいけないのは、不衛生なもので圧迫しないこと。傷口から細菌が侵入して悪化する場合があります。

舌を噛んで出血!対処法②病院で受診

自分で止血を試みても上手くいかない場合、もしくは傷口が明らかに重症だという場合は、自己判断せずに、きちんと病院を受診しましょう。大量の出血を伴う場合や、しゃべることもままならない場合は、救急車を呼んで対応してください。

お口のトラブル~口内炎~

口内炎が常習化している方、いますよね?口内炎の原因は大きく分けて2つあり、1つは、物理的科学的な刺激が原因で起こる原発性口内炎、もう1つは全身的な病気が引き金となって発生する症候性口内炎があります。一般的な口内炎は「アフタ性口内炎」といって、白っぽい潰瘍ができる”アレ”です。残念ながら原因は不明ですが、過労やストレス、ビタミン不足などが原因と考えられています。

口内炎の対処法や予防法も、その口内炎の種類によって異なってきます。機械的な刺激による口内炎、歯ブラシや入れ歯の金具が原因の口内炎なら、ソフトな歯ブラシに変えたり、入れ歯を調整してもらうなどの対策が必要ですね。

身体の内面が原因の口内炎、唾液が減少していて口の中が乾いている場合は、受診をしてみるのもいい対処法です。その他、免疫力低下、偏食による食生活の乱れが原因で口内炎が起こる場合もありますので、この場合はバランスの良い食生活を心掛ける。規則的な生活を心掛けることが大切です。

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お口のトラブル~口臭~

気になる口臭。きちんとケアしていますか?口臭が気になり過ぎて、楽しくおしゃべりが楽しめない?!なんて方も案外多いのでは?口臭の原因、虫歯や歯茎の病気、ついさっき食べたもの・・・。などいろいろあります。

お口のトラブル<食べ物が原因の場合の予防とまとめ>

一時的な口臭の原因となる食べ物TOP3は、ズバリ「にんにく」「ネギ」「乳製品」です。にんにくとネギは納得ですが、乳製品が入っているのは意外ですよね?健康にはよい乳製品ですが、舌上に発生している細菌が乳製品に含まれるタンパク質を分解して、口臭の原因となる不快な臭いを発生させてしまうようです。

にんにくやネギを多く含む料理を食べた時は、セロリや人参などの野菜やパセリなどのハーブ類を食るとよいそうです。食事の後は、もちろん歯磨きが一番ですが、どうしても歯磨きができない場合は、たっぷりのお水でお口の中の食べかすを洗い流すことが大切です。

お口のトラブル<病気が原因の場合の予防とまとめ>

病気からくる口臭も実際あります。胃腸や鼻炎、糖尿病などが原因で、口臭につながる可能性もありますので、気になることがあれば、専門科を受診してみましょう。

定期的に歯科検診を受けましょう。持病がある場合は、持病からくる口臭というのも考えられますので、こちらも定期的な受診を心掛けましょう。喫煙をやめる、水分補給、ガムなどの対処法で健康的な口内環境を整えていきましょう。

お口のトラブル~歯周病~

歯周病を引き起こす原因はプラーク(歯垢)です。プラークとはそのままにしておくと、虫歯の原因になります。プラークは食べかすではなく、細菌の塊なのです。十分にケアしていないと、いずれ歯石となり、虫歯、口臭、歯周病といったお口のトラブルにつながってきます。

歯垢のうちに毎日の歯磨きでしっかり除去。もし歯石になってしまったら、歯科医院でしっかり除去してもらいましょう。

舌を噛まないようにする方法はないの?

簡単にできる「舌を噛まないようにする方法」は、食事はゆっくり摂る。おしゃべりも慌てずに・・・。です。継続的な方法としては、食生活の改善と定期的な歯科検診などがあげられます。自己の注意で防げる場合と、病気などが原因で自分で改善するのが困難な場合がありますので、セルフチェックで日々の健康状態を管理、必要ならば専門医にゆだねることが重要です。

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舌を噛まなくなるためのまとめ

舌を噛んでしまう原因や予防、対処法のまとめで、舌のメカニズムはおわかりいただけましたでしょうか?自分で気を付けられることから始め、継続的に口内環境を整える努力をしていくことが大切ですね。

舌をよく噛む人は、舌が常に炎症を起こしている状態といえます。傷ついた患部から細菌が入る事も考えられます。そして細菌が繁殖して、舌癌(ぜつがん)などの発症原因になる場合もありますので、よく舌と噛むという方は日頃の生活によく注意をして、舌を噛まないようにする生活を心がけましょう。

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2023-06-10 時点

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