離乳食開始の時期は?どんなサイン?スタートの遅い・早いの違いを解説

これから赤ちゃんに離乳食を与えようとしている方に多い、「いつから離乳食を開始したらいいのか」という悩み。実は、赤ちゃん自身の行動から離乳食の開始時期を見極めることが出来るのです。それは一体どのような行動なのでしょう?詳細をまとめました。

離乳食開始の時期は?どんなサイン?スタートの遅い・早いの違いを解説

目次

  1. 赤ちゃんの離乳食開始時期やサインをご存知ですか?
  2. 離乳食の開始時期はいつ?
  3. 離乳食開始時期のサイン①~④
  4. 離乳食開始のサイン⑤~
  5. 低体重児の離乳食開始はいつから?
  6. 低体重児の離乳食開始はいつから?①【修正月齢を目安に判断】
  7. 低体重児の離乳食開始はいつから?②
  8. 離乳食の開始が早い場合のデメリット
  9. 離乳食の開始が遅い場合のデメリット
  10. 最近では離乳食開始と完了の時期が遅い場合が多い
  11. 離乳食開始の時期について【まとめ】

赤ちゃんの離乳食開始時期やサインをご存知ですか?

初めての赤ちゃんの子育ての方は特に始めての育児、様々な不安や今まで経験したことがない不安や悩みがつきものだと思います。育児書などを読んでみたり、だれかに相談することも良い方法ですが、かえって不安になってしまうことも…!?

そこで今回は一般的な離乳食の開始時期や、赤ちゃんの出す離乳食開始のサインなどを紹介します。これから育児が始まるプレママや、離乳食の開始時期に悩むママも是非参考にしてみてくださいね。

離乳食の開始時期はいつ?

一般的には生後5-6か月くらいが目安とされていますが、6か月くらいから離乳食をスタートさせる方が多く、最近では医師も生後6か月をの離乳食開始を進める場合が多いそうです。体重や身長などが基準値よりも大きめの赤ちゃんには「少し早めに離乳食を開始したほうがいいのかな?」と悩む場合もあるかと思います。

上記で紹介した「生後5-6か月が目安」というのは、あくまでも目安の一つです。赤ちゃんが出すサインを見逃さないようにしていれば離乳食の開始時期をしっかり把握することが出来ます。

赤ちゃんの発達には個人差がある為、時期が早すぎたりすると離乳食を食べてくれない場合もあります。赤ちゃんの様子を見て離乳食開始時期を決めるようにしてくださね。

離乳食開始時期のサイン①~④

離乳食開始のサイン①首がしっかり座っていること

発達がしっかり進んでいるか、というのも、離乳食を始めれるかを見極める判断基準になります。食べ物を噛んで飲み込むには上半身がしっかりしていることも重要なんです。

離乳食開始のサイン②生後5-6か月であること

生後5-6か月の時期になると、食べ物に興味を持つようになります。周りの大人が食べ物を食べているところを見ると観察をしたり、テーブルの上にある食べ物を手でつかもうとします。

また、生後5か月より前に離乳食を始めるにはおすすめしません。逆のパターンで、生後5-6か月を過ぎても、食べ物に興味を示さない赤ちゃんもいます。そんなときは、赤ちゃんが自分から食べ物に興味を示すまで待ちましょう。

離乳食開始のサイン③生活のリズムが整ってきた!

寝る、起きる、授乳する…など赤ちゃんの一般的な一日の生活リズムですが、このリズムが一日を通して一定になってくることも、離乳食開始のサインです。

離乳食開始のサイン④ミルクや母乳では足りなくなってきた場合

普段与えている量のミルクや母乳を与えても4時間未満で「お腹が空いた」と泣いている場合などはもうそろそろ離乳食を開始しても良い時期かもしれません。

離乳食開始のサイン⑤~

離乳食開始のサイン⑤食べ物に興味を示す

パパやママなどが食べている食べ物に興味を持ち始めるのも、離乳食開始のサインです。具体的な例を紹介します。①周りの大人が食べているところを観察する②口をあける③もぐもぐと口を動かす④よだれを出す④食べ物をつかもうとする(手を出す)⑤おもちゃやタオルなどを手に取って口に入れてみる、という動作が増えるのも具体的な例として挙げられます。

離乳食開始のサイン⑥スプーンを口に入れても舌で押し出すことが減った

口に入ってきたものを舌で押し返すのは「哺乳反射」といい、赤ちゃんがもともと持っている反射機能です。その哺乳反射が減ってきたら、口の中が離乳食を受け入れる準備が始まっているということになります。

離乳食開始のサイン⑦赤ちゃんの体調が万全なのも大事

離乳食を開始しようとしている時期に、赤ちゃんの体調が万全なのかも重要です。上記では様々なサインを紹介しましたが、それ以上に「赤ちゃんい体調が万全である」ということも重要なポイントです。赤ちゃん本人が、風邪をひいてる、下痢をしている、熱が出ている…など、そんなときは、焦らずに離乳食は見送りにしましょう。

離乳食開始のサイン⑧ママの心に余裕はある?

最後に、ママ本人の心に余裕はありますか?離乳食を赤ちゃんが食べれるようになるとしばらくは毎日のように離乳食を作ることになります。生後5-6か月にはなったけど、もう少し離乳食を先延ばしにしても大丈夫です。赤ちゃんが離乳食を開始するには、ママ本人に離乳食を作る余裕があるということも大切なのです。

低体重児の離乳食開始はいつから?

低体重児の赤ちゃんの離乳食開始時期は、少し違ってきます。低体重で生まれてきた赤ちゃんは、お腹にいた期間が短ければ短いほど、未発達な状態で生まれてくるので成長の時期や、離乳食の開始時期など、月齢だけを基準にして考えることができません。そんな低体重で生まれてきた赤ちゃんの離乳食開始時期について紹介します。

低体重児の離乳食開始はいつから?①【修正月齢を目安に判断】

「修正月齢」ってご存知ですか?赤ちゃんの出産予定日から数えた月齢を修正月齢と呼びます。だいたいの場合は低体重で生まれた赤ちゃんは、退院してしばらくの間は同じ時期に生まれたほかの赤ちゃんよりも小さく成長が遅い場合が多いです。その為、予定日より早く生まれてきた低体重の赤ちゃんには修正年齢を目安に離乳食の開始時期を決めます。

低体重の赤ちゃんでも、体重がどんどん増えていて、赤ちゃん本人も食欲があるサインや食べたいサインを出していれば、上記で紹介した修正年齢による開始の目安の時期よりも早く開始しても大丈夫と考えられています。また、低体重児の赤ちゃんは、噛むのが苦手なケースがあります。

低体重児の離乳食開始はいつから?②

実際のママの中には「低体重で生まれた赤ちゃんに少しでも早く成長してほしい」という気持ちから、離乳食を早く開始してしまうケースがあるようです。その為、赤ちゃんがなかなか離乳食を受け入れてくれずに、ママがストレスになってしまったりなどもありがちです。赤ちゃんの発達に合わせたペースで開始しましょう。

また、小さく生まれた赤ちゃんの場合、月齢などにこだわらずに発育を見極め、そして定期健診などの際に、担当の医師などと相談して離乳食の開始時期を決めるようにしましょう。

離乳食の開始が早い場合のデメリット

離乳食の開始が早い場合、なんとデメリットもあるのです。赤ちゃんの発育や成長に合わせず早い時期に離乳食始めると、アレルギーやアトピーを引き起こしてしまう可能性が高くなるのです。免疫学の権威である西原克成氏の著書の中では、「1歳までは母乳やミルクを与えて1歳を過ぎてから離乳食を始める」という方法を推奨しているようです。

上記で紹介した1歳を過ぎてから離乳食を与える方法を行うことによって、「アトピーやアレルギーにならずに済んだ」という方も実際に多いそうです。

離乳食の開始が遅い場合のデメリット

上記では、離乳食の開始が早い場合のデメリットを紹介しました。では逆に、離乳食の開始が遅い場合のデメリットもあるのでしょうか?

離乳食の開始が早い場合アレルギーなどを起こす可能性が高いと指摘されている一方、離乳食の開始が遅い場合も「アトピーやぜんそくなど引き起こす可能性が高い」「あまりにも開始が遅いと2歳になった頃にはアトピーやぜんそくになっている可能性が高い」このような指摘もあるそうです。その為、離乳食の開始をあえて遅い時期にしてもアレルギーなどの予防にはならないそうです。

上記で紹介したように、離乳食の遅い早いなどの意見は医師でさえも違うようです。その為、早い遅いなどの時期の適格な見極めはとても難しいものとなります。離乳食の時期は遅すぎず早すぎず…赤ちゃんの様子をよく観察して的確な時期開始することが一番重要とも言えそうです。

最近では離乳食開始と完了の時期が遅い場合が多い

最近では離乳食の開始の時期と離乳食を完了する時期が遅い傾向にあるようです。20年ほど前までは、生後4か月くらいから離乳食を開始する傾向にあったようなのですが、最近では生後6か月頃から離乳食を開始する場合が多い傾向にあるようです。理由としては、「赤ちゃんが食べ物に興味を示さない」「しっかりとお座りが出来ていない」などです。

また、離乳食の完了の時期も20年ほど前までは生後12か月頃に完了する傾向にあったようですが、最近では1歳半頃に離乳食完了を目指す方が増えてきている傾向にあるようです。

離乳食開始の時期について【まとめ】

離乳食は、赤ちゃん本人の身体の発達や成長、また、赤ちゃん自身の「食べたい」というサインや意思が現れるようになってきてから開始するようにしましょう。生後5-6か月頃が目安ですが、個人差がある為、無理に開始しないようにしましょう。ここで気を付けたいのは「焦らないこと」です。時期が早すぎて思ったように食べてくれなかったりするとストレスになりがちです。

ただし、あまりにも離乳食の開始時期が遅くなったり、赤ちゃんがなかなか食べないという状況が続いた場合は、保健師やかかりつけの小児科の医師などに相談してみると良いでしょう。

赤ちゃんが初めて食べ物を口にする離乳食のスタートの日は、赤ちゃんにとってもママにとっても大切な記念日でもあり、1つ成長したと言える大切な日です。赤ちゃんに「食べることは楽しいこと」と覚えてもらえるような素敵なスタートが出来ると良いですよね。

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