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おでんの具材まとめ!あの野菜も美味しい?定番から変わり種まで紹介!
寒い時期には定番のおでんですが、暑くてもなぜか食べたくなります。今では洋野菜なども楽しむ変わり種の具材も増えて、バリエーションも豊富です。そんなおでんの具材について、定番から変わり種までまとめてみました。沢山の野菜も食べれるので、ダイエットにも最適かも。

目次
近年のおでんの具材は変わり種が増えている
日本のソウルフードでもあるおでんですが、近年「本当にそれ合うの?」という野菜や食材をおでんの具として入れて楽しむことが増えています。定番のおでんの具だけでは、なんだか物足りないなと感じている人にとっては、楽しみが増えますよね。
おでんの定番の具材
とはいえ、おでんの定番の具をなめてはいけません。定番の具材から出る出汁は、おでんのスープの味を更に美味しくさせる為の秘訣でもあります。そこでまずおでんの定番の具材から紹介します。
大根

野菜の少ないおでんの具材の中でも主役級とも言えるのが「大根」でしょう。だし汁の染みた大根は、まさに食べるとホッとする味。大根の出汁もスープに欠かせない一つとなっています。味が染みずらいので、下茹でや隠し包丁を入れて染みやすくさせるのも、おでん作りでは欠かせません。
たまご、うずらのたまご
大根に次ぐ主役級の存在が「たまご」。たまごに味が染みていると、本当にうれしくなります。「うずらのたまご」も竹串に3つぐらい連なって入っていると、小さいながらにも嬉しくなった記憶もあります。味を染みさせるために下ごしらえすることで、もっとおでんが美味しくなります。
こんにゃく(糸こんにゃく)
味噌田楽でも有名な「こんにゃく」。熱々のこんにゃくをからしを付けて食べるのが大人風です。なかなか味が染みないので、隠し包丁を入れることでより味が染みやすくなります。
昆布
野毛おでんの名物の一つ、日高昆布。昆布は一等品を使っているそうです。何と上品な昆布。こんなの初めてだ。 pic.twitter.com/V413uB8AWp
— taro-su (@tarosufp) 2017年4月25日
ダシを出すのに欠かせない「昆布」は、ダシ専用の昆布と違って柔らかく、食べやすくなっています。こちらもからしを付けて食べると大人風です。ダシを取るのに最初からおでんに入れておいても構わない具材の一つです。
はんぺん、ちくわ、ちくわぶ
おでんと言えば練り物の天国です。「はんぺん」や「ちくわ」、「ちくわぶ」などは、モチモチしていて、ダシも染みやすいので小さいお子さんからでも食べやすい食材です。但し、煮過ぎてしまうとはんぺんやちくわぶが”のびて”しまうので、煮過ぎないようにするのも注意です。
がんもどき
豆腐を崩して人参やレンコンを混ぜ、団子状にした物を油で揚げた「がんもどき」は、煮物だけでなくおでんでも好評な具材です。ダシが染みて重くなったがんもどきをお皿にのせて、お箸でちょっと潰すと、じわーッと染み出るダシ汁が何とも言えません。
餅巾着
小さい子にも大人気な「餅巾着」。油揚げの中に餅が入った腹持ちのいい具材は、手作りしていても楽しくなります。油揚げを半分に切り、袋状になった中に小さな餅を詰め、口を爪楊枝やかんぴょうなどで止める作業は、なかなか楽しい手作業です。お子さんでも作りやすいので、親子で楽しみながら作れる具材でしょう。
じゃがいも
おでんの定番具材でも数少ない野菜のうちの一つでもある「じゃがいも」。こちらも、おでんに欠かせない具材の一つです。煮崩れてスープを濁らせてしまうことも多いのですが、下ごしらえとしてあらかじめ蒸しておくと煮崩れしなくなります。味の染みたじゃがいもも美味しいですよね。
おでんの変わり種の具材:野菜類
トマト
近年多いのが丸ごとドボンとおでんの中に入っている「トマト」の絵ではないでしょうか。トマトを丸ごと煮込むなんて発想はありませんでしたが、おでんの外食店が初めてから、有名になり、今では自宅で手作りするおでんの中にも入れる家庭が増えています。トマトの味とおでんだしがマッチしてとっても美味しい野菜の具材の一つでもあります。
アボカド
テレビで紹介されたことから火が付いた「アボカド」は、おでんの味と同マッチするのか想像もつきません。なんでもその味は濃厚な豆腐のような味だそうです。おでんで煮る際は、半分に割って種を取り、皮つきのまま煮込みます。若しくは皮に抵抗がある方は、煮崩れするので余り触らないように端っこの方で煮るや、おでんが完成する最後に一番上に切って乗せて蒸すような感覚で作っている方もいるようです。
ブロッコリー
ダイエットにも好評の「ブロッコリー」ですが、イメージ的にポトフを作っている感じなのかもしれません。茎の部分がしっかりしているので、皮を剥いたら茎の方も使えます。房の部分は煮崩れしやすいので煮ている際には注意が必要ですが、おでんのダシが染みたブロッコリーも美味しそうです。
玉ねぎ
トマトと同様に丸ごと煮てしまうのが「玉ねぎ」のおでんです。こちらもトマト同様迫力のある見た目になりそうですが、食べてみれば、味が染みてほっこりすること間違いなし。
レタス
「レタス」は沖縄のおでんの定番具材だそうです。煮込むというより、最後に入れるような形でサッとだし汁につけるだけというのが沖縄流だそうです。レタスはシャキシャキしているので、食感も楽しめる上、だし汁とマッチして、一玉ぐらい食べれちゃう!という方もいるようです。
かぶ
トマトや玉ねぎと同じく、「かぶ」も丸ごと入れるのが多いようです。ポトフなどゆっくりコトコト煮込むと柔らかくて美味しいかぶは、おでんのダシとも相性バッチリです。下茹でしてから煮込むとより味が染みて美味しくなりそう!
おでんの変わり種の具材:肉類
ソーセージ
小さいお子さんのいる家庭では定番となりつつあるのが「ソーセージ」。こちらもポトフの感覚でおでんに入れるので、ちょっと洋風おでんが出来上がります。ソーセージとおでんのダシがマッチして、とっても美味しいおでん種の一つです。
手羽先
肉類はあまりおでんに入ることは少ないのですが、「手羽先」はどんな鍋にも合う鶏肉として有能な肉です。煮物とも相性がいいので、大根と一緒に煮ることもありますが、おでんのダシにもピッタリ合って、とっても美味しいです。勿論、スープにも鶏のダシが出ていい感じに。
肉いなり
あまり耳慣れないのが「肉いなり」ですよね。つい最近こちらもテレビで取り上げられてから知る方も多かったと思われる変わり種です。しかしこちらの肉いなりは、石川県のおでんでは定番だそうです。油揚げの中にひき肉、人参、玉ねぎが入っているので、家でも簡単に作れそうです。お子さんウケもよさそう。
鳥モツ
静岡のおでんでは比較的定番なのが「鳥モツ」です。竹串に固めの部位の鳥モツを焼き鳥のように刺して、おでんの具として煮ます。こちらもプリプリで味が染みておでんにピッタリ!家庭でも出来るので是非お試しください。
おでんの変わり種の具材:魚介類
白子
北海道では定番に入るおでんの具が「白子」。正直お値段も高い上、やはり新鮮な魚介類が集まる北海道ならではの具なのでしょう。とはいえ、現地の方でも高いと言われていますが、味についてはとっても美味しいとのこと。北海道では、白子の具材を「タチ」と呼んでいるそうです。
カニ面
石川県のおでん名物と言われるのが「カニ面」です。香箱ガニ(こうばこがに)と言われる北陸で有名なカニの頭にカニの身を敷き詰めて作られている具材です。こちらもいいお値段するそうなので、おでんで有名な石川県に行った際には是非ご賞味あれ。
牡蠣
魚介類はやはり高額な具材を使ったおでん種が多いのが特徴なのですが、その中に「牡蠣」も入ります。広島県では比較的多いと言われているおでん種ですが、こちらもプリプリした食感がおでんのダシとピッタリで美味しいとのこと。牡蠣の季節とおでんの季節も合うので、一度家でもお試しあれ。
おでんの変わり種の具材:練り物類
マフラー
北海道ではおでんにマフラー入れるらしい。@gantamnt1さんより〜ありがとー!!てか、まさかの6枚入り!(◎_◎;@yummickie
— micKie (@yummickie) 2013年11月6日
県民ショーの話はともかく。
これらしいですwww pic.twitter.com/xloHtFjgjg”
『マフラーって…首に巻くヤツ?』となりかねませんが、実は北海道では定番のさつま揚げの名称なんです。大きくて長めの形から取られたのか「マフラー」という名称で販売されていますが、味はさつま揚げなので、普通におでん種として美味しく頂けます。
黒はんぺん
静岡では定番のおでんの具材「黒はんぺん」。鰯や鯵、鯖などをすりつぶしたすり身をアルファベットのDの形にして作られています。白はんぺんと違ってしっかりした歯ごたえでつみれともまたちょっと違う味になっています。おでんの具以外でも、フライとしても有名です。魚の練り物なので、ダシも出ます。
赤巻き
「なると」にちょっと似ている「赤巻き」は、金沢おでんの定番の具材です。かまぼこなので、そのままでも食べれますが、おでんに入れてもピッタリ!手に入れやすい具材でもあるので、家で作るおでん種に是非使ってみてください。
おでんの変わり種の具材:キノコ類
エリンギ
西洋のキノコ「エリンギ」は、和風の椎茸や舞茸と違った味がするので、おでんとは相性が悪そうなのですが、これまた美味しい!しっかりした歯ごたえの食感も楽しめるので、おすすめです。
松茸
高級な「松茸」をおでんに入れるとか…正直考えられませんが、松茸のエキスがおでんのダシにまた追加されて、おでん自体が高級感溢れてしまう、そんな具材です。勿論、おでんだしにも相性がよいので、美味しいハズ。一度試してみたい具材です。
おでんの変わり種の具材:一品料理類
だし巻き玉子
大手コンビニチェーン店の変わり種として有名になったのが「だし巻きたまご」。家庭でも簡単に作れるので、実際試してみたら本当に美味しかったと好評の変わり種です。ゆでたまごと違って味も染みやすいので、おでんのダシが染みて美味しそうです。
ばくだん
長崎では有名なおでん種の「ばくだん」。ゆで卵をすり身で包んだその姿は圧倒的な存在感を放っています。半分に切った断面が龍の目に似ているところから「龍眼」とも呼ばれているそうです。定番のたまごに定番の練り物が組み合わさっているこの具材はきっと美味しいこと間違いなしです。
おでんの美味しさを引き出すお出汁人気簡単レシピ
おでんの美味しさを引き出すには、具材だけでなく元のスープのダシが肝心ですよね。そこで、美味しさを引き出すための人気の簡単出汁レシピをご紹介します。
超簡単!おでんの出汁の元いらずのおでんだし
材料は「水1~2000cc、オイスターソース大匙1~2、本だし適量、塩小匙1~2」で4人分を想定しています。それら全てを鍋に入れて、味を調整すれば完成です。醤油を使いませんが、オイスターソースでしっかりと醤油風の味が出て、簡単でしかもしっかりした美味しいおでんダシが出来ると好評です。
コンビニ風お出汁
材料は「水800〜900cc、塩小匙1、顆粒ほんだし小匙2、砂糖小匙1、醤油小匙3」で大体1~2人分を想定しています。沸騰した水にそれらを全て入れて、味を調整すれば完成です。この頃コンビニおでんも馬鹿にできない美味しさなので、簡単にできる美味しいおでんダシとして如何でしょうか。
気になる食材があったらおでんの具材に加えてみよう!
各地方によって定番の具材が、他の地方では全く知らない具材だったりと、地方によって入れるものが異なるおでんの具。そんな知らない具材が変わらい種として全国に広まって、色んな地方の味を楽しめるのも、ソウルフードのおでんならではこそです。

「これ、おでんに合うんじゃない?」と思う具材があったらバンバン入れてみましょう。シンプルなダシで作られたおでんならきっとどんな食材でも合うハズ。お気に入りの具材を見つけちゃいましょう♪
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