金木犀の開花する季節はいつ?花の見頃や香りが楽しめるのは?

金木犀の香りがすると懐かしさを覚える方も多いのではないでしょうか?金木犀の香りは知っているけれど、金木犀がどの季節に花を咲かせているか知っていますか?香り以外は意外と知られていない金木犀。花を咲かせる季節やその見頃をご紹介します。

金木犀の開花する季節はいつ?花の見頃や香りが楽しめるのは?

目次

  1. 暮らしに身近な香りの金木犀
  2. 意外と知られていなかった、金木犀が咲く季節
  3. 金木犀の見頃は一瞬、短命の花
  4. いつでも甘い香りが楽しめる?
  5. 金木犀で季節の訪れを感じよう

暮らしに身近な香りの金木犀

一度香ると忘れない甘い匂い

ある日、何気なくふっと薫る金木犀の甘い香り。今年もこの季節が来たなと、学校の帰り道や茜雲など懐かしい思い出と一緒にノスタルジーな気分になる方が多いと思います。金木犀はクチナシや沈丁花とともに三大香木と言われており、香りが遥か遠くまで届くことから「千里香」とも呼ばれていたそうです。

金木犀って香りはすぐ分かっても、一体どの季節に花を咲かせるか知っていますか?また、開花の時期や見頃っていつなんでしょうか?暮らしに溶け込んでいる花だからこそ気に留めることもなかった、金木犀の香る季節や楽しめる時期をご紹介します。

意外と知られていなかった、金木犀が咲く季節

暮らしに馴染んでいたのが原因?

昔から金木犀は芳香剤の香りに使われるなど人々の暮らしに馴染んだ花でした。その甘い独特な香りから、トイレを連想してしまう年代の方もいらっしゃると思います。金木犀=トイレの匂いとイメージが湧いてしまうほど私たちの暮らしに溶け込んでいる香りなのです。そのため、金木犀がどの季節に花を咲かすのかピンとこない方も多いのではないでしょうか?

金木犀が花を咲かせる季節は秋。それも秋の始まりです。その香りとともに秋の訪れを知らせてくれます。オレンジ色の小さな可愛い花を束ねるように咲かせるので、小さな花が集まって一つの大きな花を作っているようにも見えます。葉の濃い緑と鮮やかなオレンジ色の花の対比が秋らしさを演出してくれています。

金木犀は秋の季語としても知られています。金木犀の香りがするとノスタルジックな気分になるというのは、気が付かないうちに夏が終わってしまい、季節が秋に代わることで寂しさを感じているからかもしれませんね。

季節の訪れを知らせる金木犀、中には二度開花するものも?

金木犀の開花は9月下旬から10月中旬にかけてです。意外と短いんです。品種によってはこの時期に二度も花を咲かせる、二分咲きや四季咲きも存在するようです。

金木犀の見頃は一瞬、短命の花

短命だからこそ香りの存在感がスゴい

実は金木犀の花は開花してからの期間が非常に短い命の花でした。開花期間はたったの一週間ほど。見頃はほんの一時しかありません。気付いた時にはもう散っているなんてこともありそうです。あの甘い香りはたった一週間で消えてしまうんですね。

そして、金木犀は枯れる前に花を全て落としてしまいます。落ちた金木犀の花のオレンジの絨毯。そう言われるとよく見かけますよね。

いつでも甘い香りが楽しめる?

金木犀に隠された癒し効果

街中で金木犀の香りに癒されるように、金木犀にはアロマテラピー効果があるといわれています。それもリラックス効果だけでなく、女性が嬉しいダイエットやアンチエイジングの効果もあるんだとか。しかし、金木犀は秋のほんの少しの時期にしか楽しむことができません。季節に関係なく金木犀の香りを楽しむためにはどうしたら良いのでしょうか?その方法をご紹介します。

香水で癒される香りを身につける

金木犀の香りがする香水も販売されています。季節に関係なく普段から金木犀の香りに包まれることができ、癒し効果抜群ですね。練り香水であればお風呂上がりや寝る前にそっとつけて、優しい香りに包まれてリラックスしながら寝ることができそうですね。

また、金木犀の花を集めて自分でアロマ香水やポプリを作ることも可能だそうです。手軽にできるようなので、金木犀の季節が終わる前にチャレンジしてみるのも素敵ですね。

中国茶で香りと味を楽しむ

中国で金木犀は「桂花(keika)」と呼ばれお酒やお茶に入れるなどして遠い昔より親しまれています。金木犀の香りを移したお茶を桂花茶と呼び、熱湯を注ぐと金木犀の甘い香りが濃く広がります。いつものティータイムがよりリラックスできそうですね。香りと併せて見た目も綺麗なため、プレゼントや来客時に出しても喜ばれます。

金木犀で季節の訪れを感じよう

金木犀の季節を味わおう

香り以外はよく知られていなかった金木犀ですが、これを機にほんの一瞬の花の見頃を楽しんでみたり、その間にしか味わえない本物の香りを思いっきり吸い込んでみてください。懐かしさとともに、心の疲れをグッと癒してくれること間違いないですよ。

こちらの関連記事もおすすめ

アクセスランキング

2023-06-02 時点

新着一覧