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セックスレスの夫婦の平均的な割合は?原因やおすすめの解決方法!
最近、セックスレス夫婦が増えていることが問題となっています。夫婦がセックスレスになる原因はさまざまですが、これから一生を過ごす相手とセックスレスになるのは悲しいことです。セックスレスになってしまったら、まずは原因を探って、早めに解消しましょう。

目次
- 急増しているセックスレス夫婦
- セックスレスの定義とは?
- 日本の夫婦のセックス事情はどうなっているの?
- 新婚夫婦なのにセックスレス?
- セックスレス夫婦の自覚がある人の割合は?
- 実は隠れセックスレスの可能性も
- 夫婦円満なのにセックスレスってどういうこと?
- 不仲夫婦は驚異のセックスレス率だった!
- セックスレスを放置した夫婦の悲惨な末路
- セックスレスは離婚の理由になる
- なぜしないの?夫婦がセックスレスになる原因とは
- 産後セックスレスになったママのホンネ
- 共働き夫婦はセックスレスになりやすい?
- 原因別!セックスレスの解決法
- なかなか切り出せない夫婦のセックス問題
- パートナーとの話し合いを成功させる秘訣とは?
- 夫婦間のセックスレスは二人で協力して解決していこう!
急増しているセックスレス夫婦

恋愛に奥手な「草食系男子」の生息が確認されて久しい日本。結婚してもセックスをしないセックスレス夫婦の割合が急増しているといいます。「夫婦になれば夜の営みがあるのは当たり前」という考え方は、今の時代には当てはまらなくなってきているのかもしれません。
セックスレスの定義とは?

自分達夫婦がセックスレスかもしれないと感じる基準は人それぞれですが、実はセックスレスには定義があるのです。日本性科学会が作ったもので、「特別な事情がない健康なカップルあるいは夫婦のあいだに、セックスやセクシュアル・コンタクトが1か月以上ないこと」がセックスレスの基準だそうです。

セックスレスの期間が「1か月」というのを長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれでしょう。しかし、セクシュアル・コンタクト、つまり抱きしめたりキスしたりといった愛情表現が1か月以上ないことを寂しいと感じる人は多いのではないでしょうか。

日本の夫婦のセックス事情はどうなっているの?

夫婦でセックスをする頻度は、年齢によって異なりますし、夫婦が共働きかどうかということも関係してきますが、一般的な夫婦のセックスの平均回数は月に2回程度といわれています。夫婦の年齢が上がるほどセックスの回数は減っていき、40代50代になると1か月に1回もセックスしないという人の割合も多いようです。
そもそも日本の夫婦はセックスの頻度が少ない

実は日本は、世界の中でセックスの平均回数が一番少ない国なのです。一番セックスの回数が多いとされるギリシャでは、1か月の平均セックス回数が日本の6倍以上にもなるそうです。日本はもともとセックスに対して消極的で、積極的に解消法を考えようとする割合が少ないのかもしれません。
新婚夫婦なのにセックスレス?

セックスレスの問題は、妻の産後や倦怠期の夫婦に起こる問題というイメージがあるかもしれませんが、最近では新婚夫婦でセックスレスになる割合もふえているのだとか。「新婚なのにセックスレスということは、この先一生セックスできないのだろか」と悩む人も多いようです。

新婚夫婦でセックスレスになるのは、もともと夫か妻、あるいは両方がセックスに対して淡泊である場合や、まるで兄弟のように仲良しで、「セックスしよう」という気にならないという場合などがあります。解消法を探そうにも、そもそも話し合いにもならないというケースが多いようです。

セックスレス夫婦の自覚がある人の割合は?

セックスレス夫婦が、「自分たちはセックスレスである」と自覚している割合はどのくらいなのかというと、男女合わせて5割以上の人が自覚しているという統計があります。また、男性の方がよりセックスレスを自覚している人の割合が多いといわれています。

自分たち夫婦がセックスレスである、あるいはセックスの回数が平均より少ないかもしれないと自覚はしているけれど、解消法を見つけることができずにそのまま問題を放置している夫婦が多いのが実情です。
実は隠れセックスレスの可能性も

隠れセックスレスとは、「セックスレスという自覚はないが、セックスの平均回数が非常に少ない」ということです。1か月に1回どころか、「1年に数回セックスしていればセックスレスではない」と考える人が一定数いるのです。

セックスレスが問題となるのは、パートナーの一方あるいは両方が、セックスレスについて悩んでいる状態の時です。ですので、自分たちが満足していれば、月の平均セックスの回数が少なくても表面上は何も問題がないように見えます。しかし、口には出せないけれどセックスレスで悩んでいるという人の割合は多く、パートナーに言えずに一人で抱え込んでしまうケースも少なくありません。
夫婦円満なのにセックスレスってどういうこと?

夫婦円満とセックスレスは、一見結びつかないように感じますが、実は夫婦円満でもセックスレスであるという夫婦の割合は少なくありません。理由として多いのは、結婚するとパートナーとの関係が男女ではなく家族になってしまうことでしょう。また、妻の産後にセックスレスになる夫婦は多いです。

ただ、円満な夫婦の場合、セックス以外のコミュニケーションは十分に取れている場合が多く、セックスをしなくても家族の形の一つとして受け入れている夫婦が多いようです。お互いひ不満がなければ、特に解消法を探す必要もないのでしょう。
不仲夫婦は驚異のセックスレス率だった!

円満な夫婦でもセックスレスになるのですから、不仲な夫婦のセックスレス率は相当なものだろうと思うでしょう。まさにその通りで、夫婦仲が良くない場合約8割がセックスレスだといわれています。夫婦であってもそうでなくても、仲が悪い人とセックスをしようという気になる人はいなはずなので、当然の結果と言えるかもしれません。
円満夫婦と不仲夫婦はココが違う

円満夫婦と不仲夫婦では、コミュニケーションの取り方に違いがあります。円満夫婦は、普段から相手に感謝の気持ちを表したり、キスなどのコミュニケーションをよくとるようです。たまには夫婦げんかもするようですが、その分デートをしたり一緒にお風呂に入ったり仲良くコミュニケーションを取ることも多いです。

一方不仲な夫婦で一番多いコミュニケーションは、夫婦喧嘩。感謝を伝える努力をしたりパートナーをデートに誘ったりするようですが、キスなどの体が触れ合うスキンシップは少なめです。不仲な夫婦の場合、セックスレスの解消法を見つけるのは非常に難しいでしょう。
セックスレスを放置した夫婦の悲惨な末路

セックスレスの問題は、ある日突然起きるというより徐々に表面化してくることが多いです。自分はセックスレスだと思っていなくても、パートナーは眠れないほど悩んでいるというケースは珍しくありません。他人には相談しにくいことなので、悩みを一人で抱え込んで極端な行動をとってしまうこともあります。

「セックスがないということはもう愛情がないということなのかもしれない」と思い詰めて、離婚を考えたり、パートナー以外の異性に癒しを求めて不倫にハマってしまう場合もあります。セックスレスの問題を軽視して放置すると、ある日突然離婚を言い渡されるという事態が起こる可能性がないとはいえません。「何かおかしい」と思ったら、早めに解消法を考える必要があるでしょう。
セックスレスは離婚の理由になる

セックスレスが原因で離婚を考える時、慰謝料はどうなるのかというのが気になる人も多いでしょう。基本的に、夫婦のどちらかがセックスを求めた時それにこたえる義務があるとされています。理由もなく何度もセックスを拒否したり、結婚後に1度もセックスがないなどの場合は慰謝料の請求が認められる場合があります。

セックスレスが原因の離婚で請求される慰謝料は、100万円~300万円が平均的な相場といわれています。慰謝料の額は、相手に与えた肉体的・精神的なダメージがどれくらいかによってかなり違ってきます。また、年齢や相手の年収、子供の年齢、結婚期間も大きく影響します。
なぜしないの?夫婦がセックスレスになる原因とは

結婚した夫婦がセックスレスになる原因は、年齢やそれぞれの生活環境などによっても違ってきます。また、原因は1つとは限りません。様々な問題が複雑に絡み合っていて、原因を特定するのに時間がかかるケースもあります。
夫あるいは妻を異性として見られなくなった

結婚して夫婦になると、それまで男と女だった二人が家族という関係で結ばれます。家族となった瞬間からもうパートナーを異性として見られなくなる人もいれば、妻の産後や生活を共にしていくうちに徐々に異性とみられなくなる場合など様々なパターンがありま。長く一緒に暮らしていれば、付き合っていたころのときめきはだんだん薄れていくものなのでしょう。
パートナーにセックスを拒否されたことがトラウマになっている

パートナーにセックスを求めて拒否されると、非常に落ち込むものです。「もう愛していないのではないか」「飽きられてしまったのだろうか」などさまざまな不安が浮かぶでしょう。

とくに女性は素直にセックスしたいということを伝えるのが恥ずかしいという人が多く、勇気を出して誘って拒否されたときのショックはかなりのもので、トラウマになって誘うのが怖くなったという人も少なくありません。
妻の産後を境にセックスレスになる夫婦は多い

妻の産後を境目にセックスレスになったという夫婦の割合は多いです。セックスをしない期間が長く空いてしまうと、その後セックスに誘うのがためらわれるといいます。また、産後セックスをしたいと思わなくなったという女性や、子供が気になってセックスできないという夫婦は多く、いつの間にかセックスレスになってしまう場合が多いようです。
年齢的にセックスを楽しむだけの体力がない

年齢が上がるとセックスレスが増えるという統計があるように、加齢による体力の低下もセックスレスの原因となります。年齢とともに確実に体力は下がっていきますから、セックスの回数が減っていくのはある程度仕方がないことかもしれません。

また、一般的に男性は加齢とともに性機能が減退していく人が多いです。単純に性欲がなくなる場合はまだいいのですが、セックスしたくても機能が働かない場合はそれをパートナーに知られたくないために、セックスに誘うこと自体恐れるようになってしまいます。
家事や育児で疲れていてそれどころではない

最近では共働きの夫婦も増えているので、家事や育児を分担している家庭も多いでしょう。しかし、やはり家事や育児は妻の方が負担が大きくなってしまうのではないでしょうか。家事や育児は肉体労働ですので、非常に体力を使います。1日中肉体労働をしたのだから夜くらいゆっくり寝かせてという本音が聞こえてきそうです。
パートナーの見た目のスペックが下がった

付き合っている頃は「デートに何を着ていこう」「すっぴんで会うなんて考えられない」などとお互い身なりに気を使っていたはずですが、結婚して夫婦になると家でだらしない恰好をしていたり、化粧をしているときの方が珍しくなっていきます。

お互いに飾らない姿でいられるのは素晴らしいことですが、いつもそれでは性欲は感じにくくなっていくでしょう。また、結婚後急に太ったなど提携の変化が原因でセックスレスになる場合もあります。どれだけ親しい仲でも、ある程度の緊張感をもって生活することは大切です。

産後セックスレスになったママのホンネ

産後は体調のことを考えてしばらくセックスは控えるという夫婦は多いですが、それがきっかけでセックスレスになってしまうケースは多いようです。産後は「セックスするときに痛いのではないだろうか」「産後の傷が開いてしまわないだろうか」など、女性にとって気になることが多いものです。

また、子供が寝ている横でセックスをする気にはなれないという女性も多いです。産後ママの6割以上が、「産後にセックスしたくない」と感じているそうです。男性には理解しずらいことですから、きちんと話し合いをして理解してもらうようにすれば、産後セックスを拒否することで男性を傷つけることもないでしょう。
共働き夫婦はセックスレスになりやすい?

最近は結婚後もバリバリと仕事をする女性が増えており、夫婦共働きという家庭が多くなっています。共働き夫婦は仕事をしながら家事、育児をこなさなければなりませんから、体力勝負となります。1日のやるべきことに体力を使い果たしてしまって、セックスをする余裕がないという状況もセックスレスの原因となります。

また、会社で働いているとさまざまなストレスを受けます。夫婦がお互いにストレスフルな状態では、セックスしようという心の余裕が生まれにくいかもしれません。「もう一人子供が欲しいけれどセックスの頻度を増やす気になれない」という共働き夫婦は多いようです。
原因別!セックスレスの解決法

セックスレスを解決するには、まずはセックスレスに陥ってしまった原因を知らなければなりません。セックスしたくない理由はなんなのか、お互いの気持ちを確かめ合うことが大切です。セックスレスの原因を知って、解決法を一緒に考えましょう。
サクッと終わるセックスなら面倒臭くない!

セックスレスになる原因で多いのが、「セックスをするのが面倒くさい」という理由。ある夫婦の例では、「セックスの時の前戯を省いていいから」と夫に提案したところセックスの回数が増えたそうです。

セックスの回数が増えれば、またしたくなる頻度も多くなってきます。「セックスが面倒臭い」という相手には、まず回数を増やす工夫をすることがセックスレス解消法のポイントになります。セックスが気持ちよく楽しいものだという気持ちを取り戻すことができれば、セックスの内容もおのずと変わってくるでしょう。
スキンシップを増やして相手の性欲を刺激!

セックスレスになる夫婦は、一般的ににスキンシップが足りていない人の割合が多いです。キスなどの体が触れ合うスキンシップも重要ですが、会話も大切なスキンシップです。

普段から会話する機会を増やしたり、セックスについて話し合いをするのもセックスレスの解消法として有効です。相手が何を考えているのか、何を求めているのか知っておくことは、夫婦関係を円満にするためにも必要なことです。
シチュエーションを変えれば燃え上がるかも?

人は何度も同じことを続けると、いずれ飽きてしまうものです。セックスも同じことで、毎回同じシチュエーションで同じ行為を繰り返していればいつか飽きてしまうでしょう。夫婦になればずっと同じ人とセックスをすることになりますから、飽きやすい状況だといえます。

セックスレスの原因が「パートナーのセックスに飽きたから」だとしても、「飽きたなんてひどい!」と怒らないで、二人で乗り越えられるよう解消法を探しましょう。例えばたまにはホテルにいくとか、道具を使っていつもと違うセックスをしてみるなどの工夫をすると、新鮮さが二人を燃え上がらせてくれるかもしれません。
元気があればセックスもできる!

セックスは体力を消費しますから、加齢とともに回数が少なくなっていくカップルは多いです。夫婦ではなくても、「最近回数が減ったな」と感じることがるでしょう。セックスレスの解消法としては、体力をつけることも一つの方法です。

精力が付くといわれるニンニクやカキ、ウナギなどを積極的に食べたり、体力作りのために運動を始めるのもいいでしょう。体力をつけることはセックスレスの解消法としてだけでなく、自分の健康を維持するのに役立ちますから年齢を重ねた夫婦にとってメリットは多いですね。

なかなか切り出せない夫婦のセックス問題

セックスレスに悩んでいても、パートナーにそのことを切り出せずに悩みを一人で抱え込んでしまうケースは多いです。夫婦でセックスについて話し合いをするのは気まずいと考えている人が多く、セックスレスを解消したくても話し合いの機会がないことが、さらにセックスレスを深刻化させているといえるでしょう。
まずは夫婦の会話を増やす努力を

普段会話が少ないという夫婦は、セックスについての話し合いなどもってのほかと思うでしょう。話を聞く側も、普段はろくに会話もないのに「いきなりセックスの話し合いなんて」と引いてしまう可能性があります。

セックスについての話し合いを切り出す前に、まず普段二人で会話する機会を増やしておきましょう。いろいろなことについて話し合いをしておけば、相手の不満を知るきっかけにもなるでしょう。セックスレスはどちらか片方だけに原因があることは稀ですから、話し合いで相手の考えていることを知ることは非常に有用です。
パートナーとの話し合いを成功させる秘訣とは?

セックスレスについてパートナーと話し合いたいけれど、相手がなかなか話を聞いてくれず話し合いどころではないという夫婦も多いかもしれません。セックスについて話そうとすると話をはぐらかしたり、相手が急に怒り出したというケースもあるようです。パートナーとセックスレスについてきちんと話し合いをするには、切り出す雰囲気と下準備が必要です。
セックスの話し合いでパートナーに言ってはいけないこと

セックスレスの話し合いをするとき、相手のプライドを傷つけるようなことを言ってしまうと、話し合いはほぼ失敗に終わるといっていいでしょう。とくに男性は自分の精力が落ちていたことや性機能に問題があることを非常に気にします。

ですので、話し合いの時に「病院に行ってみない?」という言葉は間違っても言わないようにしましょう。女性側からすると、何とかしてセックスレスの解消法を見つけたいという思いから発した言葉なのですが、男性は自分が責められているような気分になってしまいます。そして傷ついた男性は、不機嫌になって話し合いに応じなくなったり怒り出したりするのです。
夫婦間のセックスレスは二人で協力して解決していこう!

夫婦のセックスレスの問題は、どちらか一方に原因があるわけではなく、年齢や体力などの生理的な問題、仕事や子供など環境的な問題など、さまざまな問題が入り混じっている場合が多いです。セックスレスの問題を解消するために大切なことは決して相手のせいにしないこと。どちらにも問題があり、それを協力して解決していこうという姿勢で話し合合いを行うことが大切です。