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コートのたたみ方って?就活・面接の時に役立つマナーを紹介!
就活の際にコートを着る機会がありますね。意外に知られていないコートの正しいたたみ方とはどんなものでしょうか。就活の時、面接の時、実は人から見られているコートのたたみ方。そんなコートの正しいたたみ方をご紹介するだけでなく、就活に失敗しない役立つマナーも合わせてご紹介します。コートだけではなく他にもたたみにくい衣類はたくさんあります。衣類の正しいたたみ方をマスターして、ワンランク上の就活生になるためにチェックしてみてください。

目次
コートのたたみ方も見られている?!就活生のマナー
会社の説明会や面接など就職活動を始めると、大学へ通っている時とは違い、社会人と接する機会が一段と増えてきます。今までは同級生同士でいることが多く、それほど目上の人と話をする機会がなかったでしょう。ですが就職活動は社会人への初めの一歩です。社会人としての身だしなみや服装、作法、言葉使いなど、就活生として知っておくべきマナーはたくさんあります。
学生気分が抜けずに就活へと進んでしまうと、あとで後悔をするハメになってしまうかも知れません。本格的なビジネスマナーは社会人になってからゆっくりと学ぶとして、就活生には就活生のマナーがあります。何よりも自分が不安にならないために、相手を不快にさせない最低限のマナーは身に着けておいた方が無難です。
就活生にはどんなコートが必要?
就活をする際の服装はいわゆるリクルートです。リクルートスーツという言葉はよく聞きますが、社会人になって着るビジネススーツとは異なるものなのでしょうか?リクルートスーツとは、特に明確な定義があるわけではないようです。
主に無地の黒や紺、グレーといった色の低価格なスーツのことを称してリクルートスーツと言い、清潔感があり相手に不快感を与えなければ、就活生の服装としてはOKでしょう。スーツの生地は、立ったり座ったりと何かと忙しい就活生のスーツですので、耐久性に優れたシワになりにくい素材がおすすめです。
まだ社会人ではない身ですから、スーツにそうお金をかけていられないという方には、一万円未満のスーツもあります。ですがそうしたスーツは見た目からして質がわかってしまう場合が多々あります。就活生の身だしなみをチェックされる面接にはどちらかというと不向きといえるでしょう。
平均的な価格は2~3万円のスーツでしょう。スーツ全般としては安価ですが、就活生の服装としては全く問題はありません。冬場に就活をする場合は、やはりコートはあった方が安心です。普段着として使用しているコートでもダメなことはありませんが、色や素材、派手すぎるデザインなど、普段着ているコートでは不向きなポイントもいくつかあります。
また、普段着がカジュアルな方だとおのずとコートもカジュアルなものになりがちです。スーツの上に羽織るコートですので、手持ちのコートがカジュアル路線という方は、コートは就活用のコートとして1着購入した方がよいかもしれません。
頭髪からコートのたたみ方まで!気を付けたい就活生の身だしなみ
身だしなみとは身の周りへの心配りです。頭髪から服装、靴、指先に至るまで、きっちりと清潔に整えることが大切です。服装だけではありません。態度や言葉遣いも重要です。友達との会話とは違い、就職活動をしている間はいつどこで、誰に見られているかわかりません。
就活先の企業への自分の意欲を見せる場でもあります。この一瞬を大切にしているということの証が身だしなみなのです。面接の身だしなみで気を付けることはズバリ清潔感を感じさせることです。真新しい新品のスーツでも清潔感がなければ台無しです。自分らしく好印象に見えるように気を付けて服装や髪形を選びましょう。
就活生用のコートの選び方
コートのデザイン
就活用のコートは必ずしも購入しなくてもいいですが、手持ちのコートが派手だったりデザインに懲りすぎている場合には、コートは就活用に購入した方がいい場合があります。ダッフルコートやダウンコート、女性の場合はファー付きのコートなどは、就活には不向きといえます。
普段はシャツやニットなどの上に羽織っているコートをスーツの上に羽織るとサイズ感、フィット感も違ってきます。派手すぎないシンプルなデザインのコートを選びましょう。
コートの素材
就活する場合はコートの下はシャツとジャケットのみです。冬のお出かけにはちょっと寒いですので、コートは暖かいウール素材や撥水加工が施されたポリエステルなどの素材がおすすめです。
コートを脱ぐタイミングとコートのたたみ方におけるマナー
コートの脱ぎ着は普段していても、きちんとしたたたみ方なんてしていないという方は大半では?就活生はコートのたたみ方もマスターしておかなくては不安が伴います。大人への第一歩となるマナー、コートのたたみ方もしっかりと身につけておきましょう。
コートは建物に入る前に脱ぐ
コートはいつ脱ぐのだろうといったことを、それほど気にせず生活していると思いますが、就活の場合はそれではNGです。コートは防寒着です。外で着ることが大前提のコートですので、建物の中に入る時は脱いだ状態で入るのがマナーです。就活先の企業の建物に入る前、玄関の外でコートを脱ぐのが正解です!
脱いだコートはたたみ方に気を付けて
コートを脱ぐタイミングはわかったところで、その脱いだコートはどのようにたたんでいますか?脱いだままバサッと手に腕に掛けたりしていないでしょうか。脱いだコートはたたみ方に気を付けながらきれいにたたみ、片方の腕にかけるのが正解です!
まずコートの両肩部分に内側から手を入れて、表側が内側になるように折り返します。前身頃と後ろ身頃を合わせるように重ねあわせてから、上下を二つ折りにして腕にかけるのが正しいたたみ方。これでスマートにコートを畳むことができます。
たたんだコートは鞄の上に
歩いている時はそのまま腕に掛けていればいいのですが、座るときはそのたたんだコートはどうしたらよいのでしょう。ハンガーなどが用意されていて掛ける場所がある場合はそちらに掛けますが、そうした場所がない場合のたたみ方はコートを立っている時は腕にかけたまま、座る時は自分の持ってきた鞄の上に置くのが正解です!
二つ折りにして腕にかけていたコートをさらに折り、四つ折り状態にします。コートをそのまま鞄の上に置きます。鞄の大きさによってはうまく乗せられない場合がありますので、その際にはコートを鞄に掛けるように置いてもOKです。
就活生必見!気を付けるべき面接マナーのポイント
就活で不安なのが面接です。面接の際、就活生が気を付けるべき面接マナーのポイントをご紹介します。面接は入室した時からスタートするわけではありません。控室から既に面接は始まっているのです。この時、間違ってもコートを脱いだりしてはいけません。コートは建物に入る前に脱ぎましょう。たたみ方もマスターしておいてください。
スマホをいじっていたり隣の人とぺちゃくちゃとおしゃべり、さらには大声で笑ったりしていては、就活先に不要なマイナスイメージを与えるばかりです。私語は慎み配布された資料に目を通すなどして静かに面接を待ちます。面接会場へ案内されたらまずノックをします。ノックは大きすぎず小さすぎず、適度な音で3回鳴らします。
面接官の「どうぞ」という声を聞いてから入室しましょう。入室したら「失礼いたします」と同時に一礼します。「よろしくお願い致します」と挨拶をすることも忘れずに!面接の間は、くれぐれも足をむやみに動かしたり、身体をゆすったりせず、足の先から頭の先まで神経を集中させるイメージで!猫背は厳禁です。
姿勢を正して椅子の背もたれには寄りかからないように気を付けましょう。面接が終了したら、「ありがとうございました」と丁寧におじぎをします。ドアまで行ったら振り返り「失礼いたします」と言った後に再度おじぎをして退室します。緊張した面接が終わってホッとしても退室後のおしゃべりは禁物です。就活先の企業の建物を出るまでは気を抜かず、神経を集中させましょう。

就活生のコートの正しいたたみ方
就活の際のコートの正しいたたみ方は裏返しにしてたたみます。コートの裏側を見せるのは失礼では?!と思う方もいるかもしれませんが、コートの表側には、ホコリや花粉が大量についているのです。これらを就活先の企業内に持ち込まないためにも、コートを裏返しにすることは失礼ではないのです。
正しいコートのたたみ方は両肩に手を入れて裏返し、真ん中から二つ折りで腕にかける。このコートのたたみ方をよりスマートに行うことで面接官の印象も変わってくるかもしれません。

このコートのたたみ方は何も就活生のみのことではありません。晴れて社会人になった時には、スマートなコートのたたみ方を習得していると立派なビジネスマンになれますね。もちろん、友人宅へおじゃました時などあらゆるシーンで有効なので、コートの正しいたたみ方は覚えておいて損はないでしょう。

ちなみにベルトが付いているタイプのコートのたたみ方は、あらかじめベルトの部分をポケットにしまってからたたみます。女性の方でコートのベルト部分を後ろで結んでいる方も多くみられますが、あのような状態ならそのままこのたたみ方でOKです。
就活生だけじゃない?知ってる女性は得をする?コートのたたみ方
秋冬に大活躍するコートですが、どちらかというと男性よりも女性の方がコートを着る機会も多いのではないでしょうか?プライベートやビジネスシーンで手放せないコートのたたみ方をきちんとわかっている女性は大人としても一目置かれる存在に?!ここでは女性が知っておきたいコートのたたみ方をご紹介します。

まず知っておきたいことは、ハンガーがある場合はハンガーを使うということです。きちんとしたたたみ方をしていてもやはりコートはハンガーに掛けておいた方がきれいに保てます。ハンガーがない場合は、きちんとしたたたみ方を覚えておきましょう。
たたみ方はボタンをはずして後ろ身頃を上にして片方の袖を内側にたたみます。袖を折っていない方の半分を背中のセンターラインに沿って折りたたみ、丁度半分の状態にします。そして襟元にタオルを入れて形を整えた状態で保管します。これが正しいコートのたたみ方です。
他にもある?!たたみにくい衣類のたたみ方
面接時に役立つコートのたたみ方をご紹介してきましたが、洋服というのはたたみにくいものもたくさんあります。ここでは、たたみにくい衣類の上手なたたみ方をご紹介します。
セーターのたたみ方
セーターのたたみ方は、後ろ身頃を上にして置き、袖の部分を収納スペースに合わせて折りたたみます。両方の腕の部分を内側に折りこんだら、出来上がりの状態が四角形になるよう、余分な部分をさらに折りこみます。収納スペースの長さに合わせて二つ折り、ないしは三つ折りに折りたたみ収納します。
ジャケットのたたみ方
型崩れすると気になるのがジャケットです。ハンガーにかけて収納するのが一番ですが、たたんでしまいたい場合は、ジャケットのボタン部分を全て外してからたたむのが正しいたたみ方。ジャケットのたたみ方で大切なのが縫目に合わせてたたむことです。さらにシワを防ぐためにタオルなどを襟元に入れてたたむとよいでしょう。
ダウンコートのたたみ方
ダウンコートのたたみ方も少々やっかいです。ダウンコートはかさばるので、前身頃を上にして両腕を合わせてたたんだのち、空気を抜きながら丸めてたたむことがポイントです。たたんだ後に空気が入らないように紐などで数カ所を結んで収納するのがおすすめです。
カーディガンのたたみ方
カーディガンのたたみ方もまた、ボタンを外した状態で行います。セーターのたたみ方と要領は同じですが、ボタンなどがあるのでたたみ方はセーターとは逆で、前身頃を前にして置き、収納スペースに合わせてサイズを整えていきます。
コートを配送する時のたたみ方とは?
女性の間では最近、中古のものを売ったり買ったりするのは当たり前になっています。コートを発送する時にはたたみ方も最重要項目です。なるべくシワにならないようにきれいに送りたいものです。
少しでも状態をよく見せるためにもお店などでよく見かける棚置きにしているたたみ方がGOODです。襟元が一番上にくるように段ボールのサイズに合わせて調整し、防水の袋に入れて配送しましょう。
あらゆるマナーをマスターしてワンランク上の就活生になろう!
就活生必見の面接の時に役立つコートにまつわるあらゆるマナー、コートのスマートなたたみ方をご紹介しました。就活生はまだ本格的なビジネスマナーは身に付いていませんが、必要最低限のマナーはマスターしておきましょう。そして社会人となった暁には、ワンランク上の男性・女性になれるように、心おきなく就活に励んでくださいね。
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