エアコンは省エネ効果で選ぼう!おすすめの選び方と使い方とは?

暑くなる夏には部屋を涼しくしてくれるエアコンがもはや必須となりつつあります。しかし扇風機などと比較すると電気代も高めで、省エネを気にする方も多いはず。ということで、省エネ効果などおすすめのエアコンの選び方や使い方などをまとめてみました。

エアコンは省エネ効果で選ぼう!おすすめの選び方と使い方とは?

目次

  1. エアコンは省エネ効果で選ぶべきなのか?
  2. 最近のエアコンが省エネと思われているのはなぜか
  3. 省エネのエアコンだけが注目を集めてしまっている
  4. エアコンの省エネ性能多段階評価について
  5. エアコンの対応畳数を見て省エネを狙う
  6. 省エネ性能評価が高いエアコンを選べば良いということ?
  7. 暖房を使うかもエアコンの省エネに関わっている
  8. エアコンのメーカーの特性を知っておくことも省エネに繋がる?
  9. 売れ筋上位のエアコンを選ぶ必要はない
  10. エアコンを省エネで使うにはどんな使い方をすれば良い?
  11. カーテンを使えばエアコンの省エネ率がアップ!
  12. エアコンの周りに物を置かないようにするだけで節電に!
  13. エアコンの冷房と除湿を使い分けて省エネができる?
  14. つけっぱなしの方がエアコンは電気代がかからないというのは本当なのか
  15. まとめ:エアコンはおすすめの選び方と使い方で省エネに!

エアコンは省エネ効果で選ぶべきなのか?

暑くなる夏には部屋の中を涼しくしてくれるエアコンを多用するようになるでしょう。最近の夏は猛暑となっていますし、冬にも暖房として使用する機会は多いでしょうからもはや必須となりつつある家電ともいえるのではないでしょうか。

エアコンは涼しくなるのは間違いないですがその分扇風機などよりも電気代が高くなってしまいます。ですのでエアコンを新規で購入するという時には省エネ効果を重視して選ぶという方も多いはず。しかし、最近のエアコンというのはどれも省エネなのではないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません、

エアコンは決して安い買い物ではないですから、どうせ買い替えたりするのであれば省エネ、節電がしっかりしているようなものが良いですよね。ということで、エアコンを選ぶ際の省エネ効果を考えたおすすめの選び方や実際の使い方などについてまとめてみました。

最近のエアコンが省エネと思われているのはなぜか

エアコンにはその機種がどれくらい省エネ効果があるのかを示すものがあり、どれくらい上記のように、最近のエアコンというのはどれも省エネ効果が高いものばかりと思われている方は決して少なくないでしょう。そう思ってしまうのには原因があり、1つが「省エネ基準達成率」という数字に起因しています。

省エネ基準達成率というのは、国が「このくらいの省エネの性能のエアコンを作ってください」という基準をどれだけクリアしているかという数字になります。最低でも100%達成している必要があって、100%未満のものは販売してはいけないことになっているのです。

つまり、現在家電量販店で販売されているエアコンは全てこの基準を満たしたものなのです。そのためどんなエアコンでも「省エネのエアコンです」と言っても基準はクリアしているので間違いではないので、販売する時の売り文句としてよく聞く言葉になっているのでしょう。

しかし、省エネの度合いというのは本当は機種によって大きく違っているのです。それでも省エネの基準はクリアしているわけですから間違いとも言えず、買い手の求める省エネとは違っているものもあるため誤解を生んでしまいやすいのです。

省エネのエアコンだけが注目を集めてしまっている

家電にはどんなメーカーであってもその作り手が押し出している所謂看板商品となるものごあります。家電メーカーのカタログやテレビのCMなどで目立っているのはそういった機種ばかりで、メーカーとしても看板となる商品をたくさん売りたいわけですから当然といえば当然です。

ですが、これまた当然ながらエアコンに限らず家電というのは看板商品だけでなく様々なタイプのものが販売されています。エアコンで言えば他にもたくさんの種類のものがあるにもかかわらず、省エネのエアコンばかりが目立ってしまうために上記のような誤解を生む原因の一つになっているわけです。

エアコンの省エネ性能多段階評価について

エアコンの省エネ性能を示すものには「省エネ性能多段階評価」というまのもあります。星のマークが評点となっており、5段階で5つ星が最高、最低が2つ星となっており、1つ星は先ほどご紹介した省エネ基準達成率が100%未満ということを示すため見ることはありません。

それぞれのグレードとしては、ざっくりとご紹介すると5つ星が非常に省エネ効果が高いもの、4つ星は5つ星に次いで省エネ効果が高い準省エネとも言えるもので、3つ星は中間的な性能のもの、2つ星は一般的、ベーシックな性能であるということを示しているといった感じです。

他にもどれだけ使用電力を節電できたかを示し、高ければ高いほど節電が出来ていることになる「APF」や年間に使用する電気量をしめした「期間消費電力量」という指標もあります。

エアコンの対応畳数を見て省エネを狙う

ではここからは、本題である省エネ効果で見るエアコンの選び方や使い方などをご紹介していきましょう。まず最初に、エアコンの表示に「冷暖房時おもに〜畳」という風な対応畳数を目にしたことはありますでしょうか。家電量販店ではエアコンは畳数によって分けられてあることがほとんどです。

ならばそれを頼りに選ぶでしょうが、これだけではいけません。この数字というのは、エアコンの業界が定めた目安の数字で、下に冷房で何畳〜何畳、暖房で何畳〜何畳と書かれており目安にするならばこちらの数字の方が重要です。

木造の一戸建てやアパートなどの場合は左側の小さい数字を、鉄筋コンクリートのマンションや団地などの場合は、右側の大きい数字がその対象になっています。対応畳数を見る上で重要なのは大きさではなく、木造か鉄筋コンクリートかという住む家の構造を基にして見ることがポイントなのです。

省エネ性能評価が高いエアコンを選べば良いということ?

エアコンの省エネ性能多段階評価についている星が多いほど省エネ効果も高く、冷房や暖房の効率が良く快適な空間にしてくれる性能を持っているということになります。ならばその省エネ性能の評価が高いものを選ぶという選び方で良いということなのでしょうか。

もちろん星の多いものを選べば省エネの効果もそれだけ高いですが、それが最も良い選び方とは一概には言えません。なぜなるば、省エネ性能多段階評価が高いものほどそれに比例してエアコン自体のお値段も高くなるからなのです。

ですので、お値段と使用状況を把握した選び方をするのが無難と言えます。たとえば部屋によってエアコンを使い分けるという方法で、家の中で最も広くかつもっとも長い時間いるであろうリビングにはもっともグレードの高いもの、寝室でも気を使いたい方は同じグレードのもので、寝るだけでそこまで気にしないのであれば星2つか3つのものという風です。

暖房を使うかもエアコンの省エネに関わっている

エアコンはどちらかというと暑い夏に部屋が涼しくなるようにと選んでしまいがちですが、それだけだと省エネや節電効果を期待することは難しいです。暖房を利用するかどうかも節電の為には重要で、使用する場合はエアコンのサイズをワンランク上のものにする必要があるのだそうです。

当然ながらエアコンは冷房暖房どちらでも広いエリアを涼しくしたり暖かくしたりできるほうが電力は大きく使用します。節電をしたいということに加えて冷房のことのみを考えて対応畳数がギリギリのものを選ぼうとすると、もし暖房を利用しようとした時にかえって電気代が高くなってしまうのです。

逆に冷房も暖房も使用するからと思い切って対応畳数も大幅に超えている強力なタイプのエアコンを選んでしまうと、夏場に冷房が効きすぎて寒いくらいになってしまうということもあるようです。冷房だけ使うようにするか、暖房は少しだけという使い方をするかなどを決めてから選んでいくことをおすすめします。

エアコンのメーカーの特性を知っておくことも省エネに繋がる?

冒頭辺りでもご紹介しました通り、エアコンを選ぶ時にはどうしても省エネ効果や対応畳数などの数字を基にした選び方になってしまいがちです。エアコンのメーカーについては国内の有名なところだからと見逃してしまうと、後々後悔してしまう可能性もあるのです。

国内のエアコンのメーカーで有名なのは、ダイキン、富士通、三菱電機、パナソニック、日立などでしょう。実はエアコンを選ぶ際には省エネ効果ももちろん重要ですが、各メーカーの特性を知っておくことも結構重要な選び方のポイントです。

たとえばダイキンや富士通は、部屋全体の温度を調節して、風が人に当たらないようなものになっています。一方三菱やパナソニックなどはセンサーによって人を感知し、その場その人だけ風を当てることで節電になるという作りになっています。同じエアコンでも実際使うと全く感覚が違うので、こういったことも把握するのをおすすめします。

売れ筋上位のエアコンを選ぶ必要はない

よくインターネットでは家電の売れ筋ランキングを見かけることがあるでしょう。そこでもしパナソニック製のエアコンが1位になっていたら、「ならばパナソニック製のものを選べば良いのではないか」と思い込んでしまいがちです。ですがこれも良い選び方とは言えません。

メーカーの中でもパナソニックであればエアコン自体の価格が安くなることが多く、安いものが首位になったりしますしダイキンも有名なメーカーでエアコンの開発に力を注いでいますが大手の家電量販店で訳あって販売されていないために首位でないということになっているのだそうです。

ですので、インターネット上で売れ筋のランキングで1位だからとメーカーを決めてしまうような選び方はせず、あくまで参考程度に見ておいてエアコンの性能の良し悪しに関わってくるものではないということを覚えておくことをおすすめします。

エアコンを省エネで使うにはどんな使い方をすれば良い?

省エネ効果や対応畳数などで見るエアコンの選び方をいくつかご紹介してきましたが、ここからは実際にエアコンを使っていく際の節電できるエアコンの使い方についてご紹介していきましょう。まず最初に見ていきたいのはエアコンの設定温度についてです。

エアコンは設定温度によって効率やかかる電気代も変わってくるものです。「暖房は20度、冷房は28度」がもっとも節電効果を期待できるおすすめの設定温度のようで、この温度では低いだとか高いと思う方もいらっしゃるでしょうが、極端に高い温度や低い温度に設定すると余計な電力を消費して節電ができなくなってしまいます。

当然ながらそういった温度に設定してしまうと健康的にも良くありません。設定温度が高すぎたり低すぎたりで体調を崩してしまっては節電も何もあったものではないので、もっとも効率の良い温度や極端な温度にしないということを覚えておきましょう。

カーテンを使えばエアコンの省エネ率がアップ!

エアコンの省エネの使い方をするうえで手軽にできるものとして、どんな家庭にも設置してある「カーテン」を利用することで省エネ効果を期待できます。カーテンは元々光を遮断するものだからあまり意味はないのではないかと思われてしまうかもしれませんが、その遮光効果が重要なんです。

日光は読書などをする時には明るくて読みやすいのでプラスの効果になることは想像できます。それが春や秋など暖かい時ならばまだ良いですが、夏の暑い時には室内の気温が高くなる一方です。日光が入ってくる状態のままでエアコンを使用すると余計な電量を消費することになるのです。

逆に冬場はカーテンを閉め切ったままだと日光が入らず暖まりませんので、エアコンを使用するとき夏はカーテンを閉め、冬は開けておくという使い方で省エネにつながります。

エアコンの周りに物を置かないようにするだけで節電に!

もう1つ簡単にできるエアコンの節電、省エネ対策にエアコンを使用するときにエアコン周りに物を置かないというものがあります。エアコンの周りに物が置いてあると空気の流れが変わってしまい、冷房や暖房を使用しているときには障害となってしまいます。

障害がある中でどうにか部屋の中を冷やしたりしようとすると結果的に無駄なエネルギーを使ってしまい要らない電気代がかかることに繋がります。省エネ効果を期待するにはカーテンを閉めるだとか物を置かないという使い方をするだけで驚くほど変わるものなのです。

エアコンの冷房と除湿を使い分けて省エネができる?

続いてはエアコンに搭載されている機能についてです。昔のエアコンにはあまりついていないのですが、最近のエアコンには「除湿機能」というものがあります。これ自体が省エネにつながるというわけではないのですが、冷房を使用するときには組み合わせることで省エネにつながります。

6月から7月の初めごろまである梅雨の時期には湿度が高くなります。温度としてはそこまで高くないのにエアコンを使いたくなってしまうのは湿度の高さが原因となっており、湿度が上がるほど暑く感じてエアコンを使いたくなってしまうのです。そこでおすすめしたいのが除湿機能です。

除湿機能を使用することで、部屋の湿度を下げて体感気温も低下させることに繋がります。冷房ほど電気代がかかる機能ではないので、梅雨の時期は除湿機能と冷房運転を組み合わせることをおすすめします。

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つけっぱなしの方がエアコンは電気代がかからないというのは本当なのか

エアコンはつけっぱなしの方が節電につながるという噂を聞いたことはあるでしょうか。エアコンを使用する中で最も電力を使うのは起動させた時です。設定温度まで達したらせいぜいが5円そこそこなのが起動時にはその10倍かかるとされています。

つまりは、付けたり消したりと頻繁にやっているほうが電力を多く消費してしまうということです。もちろん長時間外出するような時には消した方が良いでしょうが、少しだけ席を外すときなどの場合にはエアコンをつけっぱなしにした方が省エネにつながります。

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まとめ:エアコンはおすすめの選び方と使い方で省エネに!

エアコンを省エネで使用するためのおすすめの選び方や実際に使う際の使い方などについてご紹介しました。選ぶ際には記載されている省エネ関連の表示を意味を理解してよく見ること、使い方に関してはカーテンを使うなど簡単な方法でも省エネに繋げることができるようでした。

ご紹介しました通り家電量販店ではたくさんの種類のエアコンが販売されています。ある程度こういったエアコンが良いということを決めてから選びに行くことをおすすめします。

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