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おでんの日持ちと保存方法を解説!美味しいリメイクレシピも紹介!
おでんの日持ちと保存方法についてまとめました。常備菜としても役立つおでんは、保存方法を工夫する事で日持ちさせる事ができます。冷凍庫や冷蔵庫を活用して、おでんの具材に合わせて保存方法を取り入れていきましょう。日持ちするおでんを常備すればとても便利です。

目次
おでんの日持ちと保存方法を紹介
冬になると食べたくなるおでんですが、たくさん作って余ってしまう事も多いのではないでしょうか。おでんは具材によって日持ちが異なるので、保存をしている間に傷んでしまったという場合もあります。せっかく美味しく作る事ができたおでんなのに、日持ちさせられずに食べられなくなったら勿体無いので、保存方法にはこだわっていきましょう。
本記事では、日持ちさせるのに最適なおでんの保存方法についてまとめました。冷凍や冷蔵など、保存方法によっておでんを日持ちさせるコツは異なります。それぞれの具材の日持ちについても把握しておく事で、安心しておでんを保存する事ができるのもポイント。日持ちさせられるように工夫して、おでんを最後まで美味しく食べましょう。
美味しいリメイクレシピもチェック
どんなに美味しかったとしても、同じ味が続くと飽きてしまうので、おでんのリメイクレシピも要チェックです。シンプルな味付けのおでんは、様々な料理にリメイクする事ができるのが魅力。簡単なリメイクで味をガラッと変える事ができるので、おでんを常備しておく事で食卓のレパートリーが広がるのではないでしょうか。リメイクレシピも活用して、おでんを楽しんでみてください。

おでんを日持ちさせる方法【常温編】
冬場は気温が低いので、おでんを常温で保存する事ができます。気温が低い状態であれば、菌が繁殖しにくいのが理由。一方で、夏は菌が繁殖しやすい気温が続くので、おでんの常温保存はおすすめできません。ただし、冬も保存状態が悪いと菌が繁殖しておでんが傷んでしまいます。菌を繁殖させない事が大切。常温保存のコツをチェックして、おでんを日持ちさせるようにしましょう。
毎日火を通す

おでんの常温保存で日持ちさせるためには、毎日火を通して菌の繁殖を防ぐ事が大切なポイントになります。菌は、70度以上になると死滅するので、火を通す事でおでんの傷みを防ぐ事が可能。1日に1回、必ずおでんにを1分以上加熱しましょう。毎日加熱していると、どんどん煮詰まって味が濃くなります。そういった場合は、水や出汁を適宜加えて調整するようにしてください。
直射日光は避ける

おでんを常温保存する場合は、直射日光は避けてください。直射日光を浴びる事で鍋の中の温度が上がり、菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。おでんを常温保存する時には直射日光を避け、風通しが良い場所にしてください。湿気や直射日光を避ける事で菌が繁殖しにくい状態を作る事が大切です。冬でも直射日光を浴びた状態だと日持ちしなくなります。
鍋のフタはしめておく
鍋の蓋を閉めておく事も大切なポイント。鍋の蓋が開きっぱなしだと、外部からのホコリや菌などおでんを傷める原因となる物がどんどん入り込んでしまいます。衛生的に良くないので、必ず蓋を閉めて常温保存するようにしてください。このように保存のコツを取り入れていけば、常温だとしても日持ちさせる事ができます。
部屋の気温が5度以下の場合、おでんは2〜3日ほど日持ちさせる事が可能です。部屋の気温が5度以上だと、おでんの日持ちは1〜2日。部屋の気温によっておでんの日持ちは変わってくるので、その点も意識してみてください。冬は暖房器具を使って部屋が暖かい状態にある事も多いので、おでんを常温保存する場合は状態を良く確認する事が大切です。

おでんを日持ちさせる方法【冷蔵編】
続いて、おでんを冷蔵保存する場合に日持ちさせる方法についても見ていきましょう。おでんを冷蔵庫で保存する場合、常温保存よりも長く日持ちさせる事ができます。ただし、保存期間が長くなるという事は、おでんにどんどん味が染み込んでいくという事にもなるので、味の調整には注意が必要。
おでんの具材とつゆを別々にしておくと、味が染み込み過ぎるのを防げます。こうした点も意識しながら、おでんを冷蔵庫で保存するようにしてみてください。冷蔵おこでおでんを保存しておけば、常備菜としても役立てる事ができます。
早めに冷まして冷蔵庫に入れる
おでんを冷蔵で保存する場合は、早めに冷ましてから冷蔵庫に入れるのが日持ちさせるコツになります。おでんが熱い状態で冷蔵庫に入れると、庫内が温まって冷蔵効率が悪くなるのがポイント。冷蔵庫を冷やすために電気代もかかってしまうので、必ず粗熱を冷ましてからおでんを冷蔵庫に保存するようにしましょう。早めに冷ます事で、菌の繁殖も防ぐ事ができます。
おでんを早く冷ましたい場合は、蓋を取った状態にするのがおすすめ。蓋をしたままだと熱がこもって、おでんがなかなか冷めにくくなります。また、鍋の底を水で冷やすようにすると、早く冷めるようになるので、こうした方法も取り入れてみましょう。おでんが冷めたら、つゆと具材を別々にした状態で保存容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。
冷蔵保存でも毎日火を通す
冷蔵保存であったとしても、毎日火を通すようにするのが日持ちさせるコツです。冷蔵庫で保存していたとしても、菌が繁殖する場合があり、殺菌は日持ちのためには必要不可欠。毎日1回、1分ほどおでんを加熱するようにしてください。加熱をした後は、粗熱を取ってから冷蔵庫へ戻しましょう。手間がかかりますが、日持ちは格段に良くなります。
加熱をせずに冷蔵保存した場合、おでんの日持ちは3日ほどになります。毎日加熱をした時は、おでんの日持ちは7日ほどに延びるので、長く保存したい場合は加熱をするようにしましょう。おでんは常備菜としても役立つので、普段の食卓でもう一品欲しい時などに活用できるのではないでしょうか。
おでんを日持ちさせる方法【冷凍編】
おでんをもっと日持ちさせたい時には、冷凍保存をする方法が最適です。冷凍庫で保存する事で菌の繁殖を抑え、長期間の保存が可能になります。冷凍庫でおでんを保存する時は、具材の種類に注意してください。おでんの具材の中には、冷凍庫で保存する事で味や食感が変わってしまう物もあります。そういった具材は取り除く事が大切なポイントです。
冷凍庫で保存しない方が良い具材は、ゆで卵・こんにゃく・大根になります。ゆで卵はパサパサ、こんにゃくはゴムのように硬く、大根は柔らかくなりすぎてしまうので、冷凍庫の保存に向いていません。うっかり冷凍庫で保存して、本来の味を楽しめなくならないように気をつけてください。
ジップロックを活用する
おでんを冷凍庫で保存する場合は、ジップロックを活用するのが日持ちさせるコツです。冷凍庫で長期保存をするために必要になるのが、なるべく真空状態を作る事。空気を抜いた状態で冷凍庫に入れる事で菌の繁殖を抑え、具材の劣化を防ぐ事ができます。また、具材ごとに小分けにして冷凍庫に入れておく事で、常備菜として色々なシーンで役立てられるのもポイントです。
まずは、具材とつゆを別々にしましょう。具材はジップロックで1食分に分けて、なるべく空気を抜きながら密閉するようにします。つゆに関しては、ジップロックではなく通常の保存容器で大丈夫です。きちんと密閉をしたら、冷凍庫へ入れましょう。冷凍庫で保存した場合、1ヶ月ほど日持ちします。いつ冷凍庫へ入れたか分かりやすいように、日付を書いておくと安心です。
解凍の際は冷蔵庫に移す
おでんを冷凍庫で保存している場合、解凍する時は冷蔵庫に移し変えて自然解凍させるのがおすすめです。自然解凍させる事で、具材の劣化を防ぎながら美味しい状態を作る事ができます。おでんを食べる前日に冷凍庫から出して、冷蔵庫で自然解凍させておきましょう。自然解凍ができたら、つゆと一緒に温めればOKです。
もし、自然解凍を忘れたり、時間がない場合は電子レンジで加熱をしても大丈夫です。また、つゆを鍋で温めてから冷凍した具材を入れて加熱し直す方法でもOKなので、シーンに合わせて解凍方法を工夫してみましょう。自然解凍よりも味は落ちるかもしれませんが、十分に美味しくおでんをいただく事ができます。

具別!冷蔵庫保存の日持ち期間

おでんを常備したいと思っている場合は、具材によって異なる日持ちを把握しておく事が大切になります。同じおでんでも、具材が異なれば常温下での日持ちも変わってくるのがポイント。日持ちしない具材は早めに食べて、日持ちする具材はゆっくり食べるようにすれば、効率的におでんを消費する事ができます。おでんを常備する上で知っておきたい具材の日持ちを見ていきましょう。
作ってすぐ食べるべき
作ってすぐ食べた方が良い具材として挙げられるのが、じゃがいもや餅巾着です。こういった具材は傷みやすく、長期間保存する事で美味しくなくなってしまいます。また、餅巾着やじゃがいもは冷凍保存する事で味や食感が変わってしまうのも早く食べた方が良い理由。その日のうちに美味しく食べきるようにしてください。
2~3日はOK
2〜3日であれば常温保存しても大丈夫な具材は、ちくわぶや牛すじ、ゆで卵になります。これらの食材は毎日加熱をし、殺菌をしておけば2〜3日は日持ちさせる事ができるので、保存方法にこだわっていきましょう。ただし、ゆで卵はちくわぶや牛すじよりも傷みやすいので、できれば早めに食べるのがおすすめです。冷凍保存にも向いていないので気をつけましょう。
一週間くらいOK
こんにゃくや、練り物系は常温保存で1週間程度日持ちすると言われています。この場合も、毎日1分以上加熱をしている事が条件。加熱をしていないと、菌が繁殖して1週間日持ちさせる事はできません。正しい保存方法を取り入れて、保存をするようにしてください。気になる場合は、冷蔵庫や冷凍庫で常備するようにするのがおすすめです。
傷んだおでんの特徴

おでんを常備している場合「このおでんはまだ食べられるかな?」と心配になる事があります。傷んだおでんは菌が繁殖し、食中毒の危険性があるので注意が必要。家族全員がおでんによって食中毒になったら大変です。そうならないように、傷んだおでんの特徴について見ていきましょう。もし、傷んでいる兆候があったら食べないようにしてください。
見た目の特徴

おでんに白い膜が張っていたり、カビが出ていたら食べられない状態です。また、つゆにとろみがついている場合も傷んでいる可能性が高くなるので、食べないようにしてください。もし、具材を持ち上げた時に糸が引くようであれば細菌が繁殖している証拠です。加熱した時に、泡立ちが多すぎる場合も傷んでいるサインなので、気をつけましょう。
においの特徴

おでんから酸っぱいにおいがしたら、菌が繁殖して傷んでいる事になります。また、酸っぱい以外にも通常とは異なるにおいが食べるのはやめておきましょう。菌の繁殖によって異臭を放っている可能性が高くなります。常備したおでんを食べる前に、必ずにおいを確認してください。
味の特徴

傷んだおでんは、酸っぱい味がします。また、口の中に入れた時に通常にはない粘りや、ドロドロとした食感があるので気をつけましょう。舌がピリピリとしたら要注意。そのままおでんを飲み込む事で、食中毒にかかるリスクが高くなります。無理して食べずに、吐き出すようにしてください。
おでんのリメイクレシピ
常備しているおでんは、色々なレシピにリメイクするのがおすすめです。おでんのリメイクはバリエーション豊か。リメイクをする事で味に変化がつくので、最後まで美味しくおでんをいただく事ができます。おでんで試してみたいリメイクレシピをチェックしましょう。
カレーうどん
おでんにカレールーを入れ、茹でたうどんをプラスすればあっという間にカレーうどんが出来上がります。おでんの出汁が本格的な風味を出してくれるので、お店で食べるような味を再現できるのが嬉しいポイント。おでんの具材はカレーとの相性も良いです。
中華スープ
おでんの味を変えたい時は、中華スープにするのもおすすめです。おでんのつゆに水を入れて薄めたら、鶏ガラスープの素を入れましょう。加熱し、溶き卵を加えたら中華スープの完成です。おでんのつゆと鶏ガラスープの素がよく合って、深みのある味になります。
炊き込みご飯
おでんのつゆや具材が余ったら、炊き込みご飯にしませんか?具材は細かくカットしておくと、ご飯との馴染みがよくなります。炊飯器につゆと具材を入れ、メモリ通りに水を加えたら炊飯をしましょう。これで、風味豊かな炊き込みご飯が出来上がります。
常備したおでんの大根で作る唐揚げ
味が染み込んだおでんの大根は、唐揚げにすると美味しい事をご存知ですか?大根を食べやすい大きさにカットし、片栗粉をまぶしましょう。揚げ油でサクッとなるまで揚げたら完成です。おでんの出汁がジュワッと出てきて、今までにない美味しさを楽しめます。
日持ち期間を知っておでんを安全に楽しもう
おでんを日持ちさせるためには、具材ごとに保存方法のコツと取り入れる事が大切になります。どの保存方法にも共通するのが、菌の繁殖を防ぐ事。加熱をしたり、密閉をする事で菌の繁殖が防げます。常備しているおでんはリメイクレシピも活用して、美味しく食べましょう。