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【猫の下痢】こんな症状は至急受診を!おすすめのトイレグッズも紹介!
普段元気な猫でも下痢をすることがあります。健康な猫が下痢をするのは珍しいことではありませんが、下痢以外の症状が出ている場合は少し心配です。こちらでは、猫の下痢の原因や対処法をご紹介します。おすすめのトイレグッズもチェックしましょう。

猫が下痢をする原因と対処法を解説

猫は体調や食べたものによって便がゆるくなることがあります。健康な猫であっても、下痢をするのはそれほど珍しいことではありません。大切なのは猫が下痢をした原因を知ることです。エサを切り替えた、猫が早食いしていたなど下痢の原因が思い当たるのであればいいのですが、原因がはっきりとしない場合は猫の様子を観察する必要があります。
早急に受診した方が良いケースもある

一過性の下痢であれば病院を受診するほどではないかもしれませんが、下痢の原因が病気の場合は早急に病院を受診する必要があります。下痢以外の症状などをよく観察し、病院で獣医さんに伝えられるようにしましょう。

食欲不振、嘔吐、落ち着きがない、ぐったりしているなどの症状を伝えることで、診断がしやすくなるはずです。これからご紹介する猫が下痢をする原因や対処法を参考に、病院の受診が必要な下痢かどうかを判断しましょう。
猫が下痢をする原因

猫の下痢に対処するためには、下痢の原因をつきとめましょう。猫が下痢をすることは珍しいことではありませんが、下痢以外の症状がある場合は病気かもしれません。こちらでは、猫が下痢をする原因をご紹介していきます。
感染症・炎症などの病気

感染症などの病気が原因で下痢を引き起こす猫もいます。猫に多いのはウイルス性、細菌性、寄生虫性の感染症です。猫汎白血球減少症や猫伝染性腹膜炎などの病気は、ウイルス性感染症にあたります。

猫汎白血球減少症は猫の胃腸炎で、嘔吐や下痢を繰り返す病気です。3種混合ワクチンを接種していれば感染を防ぐことができます。嘔吐や下痢、発熱などの症状を引き起こす猫伝染性腹膜炎は猫同士の毛づくろい、フードボウルの共有などで感染するので、完全室内飼育であれば感染率は下がります。

猫の細菌性の感染症ではカンピロバクター感染症が有名です。免疫力の低い子猫やシニア猫がかかりやすく、嘔吐や下痢の症状があります。コクシジウムやミドリムシなどの寄生虫によって発症する感染症も下痢になりやすいです。外で生活していた保護猫などは寄生虫を持っている可能性があるので、症状がなくても病院で検査をした方が安心です。
飲食したものや量

猫が飲食したものや量にも注意が必要です。エサの種類が変わったり、分量が多くなったりすると下痢をすることがあります。食物アレルギーで下痢になる猫もいるので、エサの切り替えをするときは気を付けましょう。食べすぎや早食いなども下痢の原因になるので、飼い主さんが猫の食事する様子を観察するのがおすすめです。

異物を口にして下痢になる猫もいます。誤飲を防ぐためにも、ボタン電池、石鹸、クリップ、ティッシュ、人間の食べ物など猫の口に入りそうなものは片付けるようにしましょう。また、猫のために処方された薬であっても、体に合わずに下痢になることがあります。薬を飲み始めてから下痢が始まったようなら、薬の服用をやめて獣医さんに相談するようにしましょう。
環境の変化などで生じるストレス

心因性のストレスによって下痢になる猫もいます。猫は環境の変化に弱い生き物なので、引っ越しや模様替え、家族構成の変化などがストレスの原因になって体調を崩します。過密な飼育や長時間の移動なども猫にとってはストレスです。ストレスからくる体調不良は環境に慣れれば徐々に治まっていきますが、長く続くようなら獣医さんに相談するようにしましょう。
猫が下痢をしたときの対処法

猫が下痢をする主な原因が分かったところで、次は猫が下痢をしたときの対処法をご紹介していきます。下痢の原因に合わせた対処をすることで、症状が治まってくるはずです。猫が体調を崩すと飼い主さんも慌てがちですが、猫に不安な気持ちが伝わらないように冷静に対処するようにしましょう。
現在の症状を記録する

猫が下痢をしたときは、猫の現在の症状を記録します。まずは、便の状態を観察しましょう。便の色、形、水分量、ニオイ、便に異物や血が混じっていないか、回数はどれくらいかを確認します。いつから下痢が始まったか、急性なのか慢性なのかも記録しましょう。

病気の疑いがあるのなら、便を捨てずに病院へ持ち込む、携帯で写真を撮って獣医さんに確認してもらうのがおすすめです。また、下痢以外の症状がないかも記録し、病院で猫の様子を詳しく伝えましょう。症状を詳しく獣医さんに伝えることで、正確な診断が出やすくなるはずです。
嘔吐など異常があればすぐ病院へ行く

下痢以外で心配なのは食欲不振、嘔吐、元気消失、発熱、落ち着きがない、治りが遅いなどの症状。こういった症状がある場合はすぐに病院を受診しましょう。特に子猫の場合は早めの受診が必要です。子猫は食欲不振、嘔吐、下痢などの症状によって栄養や水分が不足して、脱水や低血糖を起こします。下痢の症状だけでも、子猫の場合は病院で診てもらった方が安心です。
食事内容を改善する

猫の体調は食事によって左右されやすいです。栄養価が高く高級なフードでも、猫の体に合わなければ上手く消化できずに嘔吐や下痢を引き起こします。対処法として食事内容を改善していきましょう。下痢の場合はフードを消化しやすくするために少しふやかして与えたり、分量を少し減らしたりして様子を見るのがおすすめです。

ただし、子猫のフードの分量を減らすときは注意が必要です。体の小さな子猫はフードの分量が減るとエネルギーを保持できず、体調を崩すことがあります。子猫に与えるフードの分量を変えたいときは獣医さんに相談してからにしましょう。

下痢や嘔吐の症状が続くようなら、フードを療養食に切り替えるのもいいかもしれません。療養食は消化しやすくなっているので猫の体にも優しいです。ただし、フードの種類を切り替えることで食べたがらなくなる猫もいます。最初は今まで食べていたフードに少し混ぜて与え、徐々に新しいフードの方の割合を増やして切り替えていくといいでしょう。
ストレス対策をする

ストレスが原因で猫が下痢を繰り返すようなら、ストレスを取り除いてあげましょう。引っ越しがストレスになっているのなら、家具を前の部屋と同じ配置にするのがおすすめです。慣れ親しんだ部屋と同じレイアウトになることで、猫の気持ちが落ち着きやすくなります。

飼い主さんの結婚や出産によって新しい家族が増えると、猫は落ち着かなくなります。新しい家族に猫を慣れさせようと行動する飼い主さんもいるかもしれませんが、無理強いすると猫にはストレスです。自然に慣れるまで見守るようにしましょう。

多頭飼いの家庭では、猫同士の喧嘩がストレスになることもあります。猫のストレスを軽減するためにも、猫の頭数分のプライベートスペースをつくるのがおすすめです。キャットタワーや暗い場所に毛布やベッドを設置すれば、気の弱い猫が避難できます。猫にとって何がストレスかによって対策は変わってきますが、きちんと対処すれば猫の体調も落ち着いてくるはずです。
猫が下痢をしたときに役立つトイレグッズ

猫が下痢をするとトイレの始末に手間がかかります。下痢のときの猫のトイレは、排泄物が固まりやすく、ニオイがしにくい猫砂を使うのがおすすめです。こちらでは、猫が下痢をしたときに役立つトイレグッズをご紹介していきます。
ニオイをとる砂
LION「ニオイをとる砂」は名前の通り、消臭効果の高い猫砂です。猫の排泄物のニオイを瞬間強力消臭してくれるので、お部屋のニオイが気にならなくなります。抗菌力が高く、時間の経過と共に発生するアンモニア臭も長時間抑制するのでお部屋を清潔に保てます。
また、猫が好きなハーブの香りをブレンドした猫砂なので、猫が落ち着いて排泄しやすいです。排泄後は猫砂がガッチリ固まるので、スコップで取り除いて可燃ごみで捨てられます。処理が楽なので、猫が下痢をしているときに便利です。
猫砂 パインウッド
スノーフレイク・ペット・プロダクト「猫砂パインウッド」は、100%天然木の素材を使用した猫砂です。可燃ごみとして捨てられるだけでなく、トイレに流すこともできるので便利です。消臭効果や吸水性が高いので、猫が下痢をしたときにも猫砂が排泄物を吸って処理が楽になります。また、専用のすのこ付きトイレを使えば、3~5日に1回の掃除ですみます。
猫が下痢をしたらしっかり観察しよう

猫の下痢の原因や対処法をご紹介しました。猫が下痢をしたときは下痢以外の症状がないかを確認してください。病気の疑いがある場合はすぐに病院を受診しましょう。食事やストレスが原因の場合は、飼い主さんが上手く対処して猫の体調を整えてあげてください。
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