トイマンチェスターテリアの特徴解説!飼っている人のリアルな声も紹介

細長いマズルと引き締まった体つきのトイマンチェスターテリアは、温厚で賢く家族犬としてとても飼いやすい犬種です。今回は、トイマンチェスターテリアの特徴や入手方法、価格、飼い方などを解説し、飼っている人のリアルな声も一緒にお届けします。

トイマンチェスターテリアの特徴解説!飼っている人のリアルな声も紹介

目次

  1. トイマンチェスターテリアの特徴を解説!
  2. トイマンチェスターテリアの特徴
  3. トイマンチェスターテリアの性格
  4. トイマンチェスターテリアの飼い方
  5. 飼っている人のリアルな声を紹介
  6. トイマンチェスターテリアは飼いやすい

トイマンチェスターテリアの特徴を解説!

細いマズルに大きい耳、黒と茶色の被毛が特徴のトイマンチェスターテリア。小型犬でしつけもしやすくアパートでも飼える犬種です。本記事では、飼いやすいと言われるトイマンチェスターテリアの特徴や飼い方、飼い主さんからのリアルな声もご紹介します。

性格や飼い方もチェック

トイマンチェスターテリアを飼う前に知っておくべき基本情報をチェックしていきます。トイマンチェスターテリアの性格や身体的特徴、入手方法や価格、かかりやすい病気や飼い方のポイントなどを一緒に見ていきましょう。

トイマンチェスターテリアの特徴

トイマンチェスターテリアは、全国で数が少なくペットショップでもあまり見られない犬種です。ここでは、トイマンチェスターテリアの歴史や身体的特徴、入手方法と価格などをご紹介します。トイマンチェスターテリアを飼うときに気を付けたい怪我や病気などについても見ていきましょう。

イギリス原産の犬種

トイマンチェスターテリアは、イギリス原産の小型犬で、ネズミを捕る猟犬として活躍してきました。19世紀の半ばごろ、「ネズミ捕り競争」や「ウサギ追いレース」の猟犬であったマンチェスターテリアを小型化し、立ち耳でより俊足になるように改良して誕生したのがトイマンチェスターテリアです。

ネズミ捕りゲームが法律で禁じられてからは、愛玩犬として人気を博していましたが、極端な小型化と体重制限などで健康に害が出始め、一時は絶滅の危機に瀕しました。その後、愛好家により健康の面で改良され、現在はコンパニオンドッグとして多くの人に飼われる愛玩犬として人気です。

体重は平均3~4kg程度

トイマンチェスターテリアは、筋肉質で引き締まったコンパクトな体格で、ピンと立った大きな耳を持っています。子犬のころの顔つきは丸みを帯びていますが、成犬になるとマズルが細長く伸び、引き締まった顔つきになります。トイマンチェスターテリアの体高は25〜30㎝、体重は3〜4㎏。細長い脚を持ち、流線型の体型をしているのが特徴です。

ネズミ捕りやウサギ追いレースとして活躍したトイマンチェスターテリアは、小型犬ながら高い俊敏性・身体能力を持っています。アクティブに走り回ったり、ボール遊びをしたりするのが大好きな犬です。

被毛はスムースコート

トイマンチェスターテリアの被毛は、短く滑らかで光沢のあるスムースコートです。シングルコートなので、抜け毛が少なくお手入れも簡単ですが、寒さがとても苦手なので洋服を着せるなど寒さ対策をする必要があります。定期的にブラッシングをしてあげることで、きれいな毛並みを保つことができます。

毛色はブラック&タン

トイマンチェスターテリアの毛色は、漆黒色と濃いマホガニー色のブラック&タンです。色の境界がはっきりとしていて、目の上やあご、のどの下やしっぽに濃いマホガニー色が入り、そのほかの部分は黒色なのが特徴です。ほぼ真っ黒なトイマンチェスターテリアもいますが、部分的にマホガニー色が見られます。ドッグショーではホワイトが入るのは好まれません。

価格は平均24万円以上

トイマンチェスターテリアの平均価格は、24万円以上が相場です。入手方法は、ブリーダーまたはペットショップのどちらかが一般的です。ブリーダーからの購入価格は15〜25万円が相場です。ペットショップでの購入価格はブリーダーが仲介するので、30万円前後と高くなるようです。価格を抑えたかったり、ペットショップで買えない場合は、ブリーダーと直接連絡を取って購入するといいでしょう。

脱臼や骨折に注意が必要

トイマンチェスターテリアは、四肢が細いため、運動量が多い子犬から若犬の成長期には骨折が多く見られます。太ももの骨が壊死する「レッグペルテス」や小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」などになることがあります。成犬になり完全に骨格が作られるまでは、激しい運動は避けましょう。子犬のころは、抱っこして下すときにも注意が必要です。

トイマンチェスターテリアは、「水晶体脱臼」という目の病気や、「椎間板ヘルニア」、先天性の出血性疾患「フォンウィルブランド病」などもにもかかりやすいと言われます。トイマンチェスターテリアの寿命は15~17年で、比較的長生きできる犬種です。健康や安全に気を配ることで、より長く寿命を全うできるでしょう。

トイマンチェスターテリアの性格

ネズミ捕りやウサギの追いかけレースで活躍したトイマンチェスターテリアは、とても俊敏で活発な犬種です。一方で臆病で甘えん坊なところも。トイマンチェスターテリアの性格をよく知っておくことで、飼い方のポイントも押さえられます。ここでは、トイマンチェスターテリアの性格について見ていきましょう。

温厚で甘えん坊

トイマンチェスターテリアは、とても温厚で愛情深い性格を持っています。活発で小さい子供とも仲良く遊ぶことができ、家族犬として迎えやすい犬種です。飼い主さんと一緒にいるのが大好きで、甘えん坊で寂しがり屋な一面もあります。

甘やかしすぎは、分離不安やお留守番ができなくなるなど問題が生じますが、トイマンチェスターテリアは寂しがり屋なのでかまってあげないとストレスを感じます。飼い主さんとのスキンシップやコミュニケーションの時間を十分に取ってあげることが必要です。

警戒心が強く繊細

トイマンチェスターテリアは、家族には温厚で従順ですが、警戒心が強い一面もあります。見知らぬ犬や人間と会ったとき、聞きなれない物音を聞いたときなど、警戒心から吠えてしまうこともあります。無駄吠えをしないように、子犬の時期から音に慣れさせたり、他の犬や人間たちと交流させて社会性を身につけさせましょう。

トイマンチェスターテリアは、とても賢い犬種なのでしつけがしやすいですが、少し繊細な性格も持ち合わせています。しつけをするときなどは、成功したときにたくさん褒めてあげると、自信を持った性格に育つでしょう。

トイマンチェスターテリアの飼い方

犬を飼うときには、お散歩に必要とされる時間や健康管理、被毛のケア方法などを知っておくことが大切です。ここでは、トイマンチェスターテリアを迎え入れるときに知っておきたい飼い方のポイントを紹介します。

寒さ対策が必須

トイマンチェスターテリアは、どのような環境でも比較的飼いやすい犬種ですが、被毛が短毛のシングルコートで寒さに弱いため防寒対策が必須です。室内飼いが基本で、冬場には室内の温度管理が必要です。寝床も暖かい場所を好むので、ゲージやリビングなどの愛犬の居場所には、毛布など暖かいものを置いて快適な環境を作ってあげるといいでしょう。

トイマンチェスターテリアは、夏以外は基本的に寒がりです。気温が下がると身体が冷えて免疫力が下がってしまうこともあるので、冬場はもちろん、気温が低い時には様子を見て暖かい服を着せてあげるなど、健康管理に気をつけてあげましょう。

散歩は1日2回30分程度で十分

トイマンチェスターテリアは、ネズミ捕りやウサギの追いかけレースで活躍してきただけあり、とても活発です。しかし、それほど多くの運動量を必要とするわけではなく、散歩は1回30分ぐらいを朝夕2回してあげれば十分でしょう。ネズミ捕りをしていたことから、散歩中に小動物を見つけると、夢中になって追いかけることがあります。リードが離れないようにしっかりと持って散歩をするようにしましょう。

運動は得意なので、時折ドッグランで走らせたり、ボール遊びをすれば肥満防止にもなり健康管理にも有効です。ドッグランでは運動だけでなく、他の犬と交流することによって、いろいろな刺激を受け社会性を養うことができます。

子犬時期からのしつけが重要

トイマンチェスターテリアは、賢くしつけがしやすい犬種ですが、飼い主への依存心が強いため、甘やかしすぎると分離不安なり神経質な性格に育ちます。独立心を持たせるために、子犬の時期から他の犬や飼い主さん以外の人と交流させて社会性を身につけさせることが大切です。

また、トイマンチェスターテリアは、警戒心が強いので飼い主さん以外の人や不審な物音に吠えることがあります。無駄吠えをしないように、子犬の時期からしっかりとしつけることが重要です。飼い主さんをリーダーとして認めてない場合、しつけがうまくいかないので、甘やかしすぎずメリハリのあるしつけを心がけましょう。

ケアの負担は少なめ

トイマンチェスターテリアの被毛はシングルコートで、抜け毛があまり多くない犬種です。ブラッシングは、1週間に2回程度を目安にし、換毛期に回数を増やす程度でいいでしょう。短毛のスムースコートなので、ブラシは皮膚を傷つけないラバーブラシを使うのがおすすめです。

体臭はありないですが、皮膚の健康を保つために、月に1回程度を目安にシャンプーしてあげるのをおすすめします。汚れがひどい場合は、タオルをお湯で濡らし固く絞ってから、優しく体を拭くだけでも十分です。シャンプー後は、体温が下がらないようにドライヤーで素早く乾かします。爪切りは月1回くらいのペースで、地面に爪の先が着くぐらいの長さになったら切ってあげましょう。

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飼っている人のリアルな声を紹介

トイマンチェスターテリアの性格や飼い方のポイントを見てきましたが、実際、トイマンチェスターテリアを飼っている人は、一緒に生活してどのように感じているのでしょうか。ここでは、トイマンチェスターテリアを飼っている人のリアルな声を紹介していきます。

穏やかで飼いやすい

トイマンチェスターテリアは、小型犬でしつけがしやすく、性格も穏やかなので、マンションなどでも飼いやすいという口コミが多くあります。子犬の時期にしっかりしつけると、無駄吠えもなく攻撃性もない性格に育つので、犬を初めて飼う人でも飼いやすい犬種のようです。

においや抜け毛も気にならない

トイマンチェスターテリアの被毛は、シングルコートで短毛なので、抜け毛も気にならず、体臭もありません。スムースコートなので、毛が絡むことがなく、ブラッシングやシャンプーにも時間がかからず、お手入れが楽な犬種といわれています。寒がりなので、冬の時期には洋服を着せる飼い主さんが多いようです。

寂しがり屋でお留守番が苦手

トイマンチェスターテリアは、とても寂しがり屋という声が多くあります。家族にはべったりな反面、人見知りでとても臆病な一面を持ちます。飼い主さんと一緒にいることが大好きなので、お留守番やペットホテルが苦手な子もいるようです。

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トイマンチェスターテリアは飼いやすい

今回は、トイマンチェスターテリアの性格や飼い方についてご紹介しました。トイマンチェスターテリアは、温厚で賢いので、子犬の時期からのしつけをしっかりすれば、家庭犬としてとても飼いやすい犬になります。トイマンチェスターテリアの特徴や性格を把握して、一緒に楽しく暮らしましょう。

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